2020年 12月 の投稿一覧

HIROSHIMAチェアのいいところ、ダメなところ。デザインはいいけど・・・

Hirishimaチェアを買って2年経つので、いいところとダメなところを書く。

いいところ

見た目は素晴らしい。フォルムがとてもきれいで、置いているとサマになる。かっこいい。僕はミーハーなので「さすがアップルに選ばれるだけのことはあるわあ」とか思っちゃう。

あとは、質感がいい。手触りが最高。磨き方がいいからなのかどうなのかわからないが、オイル仕上げでもとってもすべすべ。手すりのあたりや脚をずっとなでなでしていたくなる。

座り心地は基本的にダメなので後でいろいろ文句を書くとして、いいところとしては、背当ての形がよい。しっかり背中にフィットする。深く座り背筋を伸ばすと、ピタッとちょうどいいところにくる。反対に浅く行儀悪く座っても、上部の曲面がいい感じに支えてくれて痛くない。

手すりの長さもいい。しっかり腕を置けるので、座っていて疲れにくい。短すぎず、長すぎず、ちょうどよい。

ダメなところ

座り心地が悪い。椅子として致命的だが悪いものは悪い。

具体的にどこがダメかと言うと、座面の前の部分が切り立つ崖みたいになっていて、太ももの裏に突き刺さるところがダメ。本当にダメ。

先日テレビ東京の番組でこの椅子について特集されていた。実験では、背が比較的低い女性に座ってもらって座り心地を調べていたが、彼女らの足はまるっきる地面から浮いていたのでこの部分が刺さって痛かったはずだが、番組では素晴らしい座り心地の椅子であるとはっきり評価されていた。まじか。短い時間なら耐えられるけど、数時間座っているとあざができるぐらい痛い。僕は実際裏モモにあざができた。

他にもいくつかダメなところはある。例えば重たかったり、価格が座り心地と比してやや高かったり、など。しかし、先に書いた切り立つ座面のヤバさに比べるとそれらは全てかすむ。この椅子のダメなところは座面の鋭角に仕立てられた端っこが生み出すひどい座り心地に集約される。

で、結局おすすめなのか

個人的には全くお勧めしない。膝下が平均よりかなり長くて、裏腿が座面の端っこに当たらない人なら問題ないかもしれない。または、ハリ座ならまだ良いのかもしれない。僕は板座しか持っていないから、残念ながらわからない。

安い買い物ではないので、長時間試し座りをしてみてから購入することをお勧めしたい。かっこいいからといって、勢いで買わない方が良い。一時間くらいは座ってみて(勇気はいるけど)、全然裏腿が痛くならないのなら買えばいいと思う。でも、ちょっとでも不安を感じたら、僕は他の椅子を検討することを勧める。

iCleverがどんな会社か調べてみた

リモートワークで新しいキーボードが必要になり、アマゾンで評判だったiCleverという会社のIC-BK22というキーボードを買ったところ、全然ダメな商品で困ってしまった。

いったいどんな会社なのか気になって、調べてみた。

iCleverのオフィシャルサイトをみる。

説明によると、そもそもiCleverはブランド名であって、会社名ではないらしい。社名は、サウザンドショアズというようだ。本社は中国の深センにあると思われる。新しい企業がボコボコ出来ている街なので、なるほどだ。

日本法人もある。オフィスは、 BIZ SMART神田なるビルに入っているらしい。

 BIZ SMART神田を調べてみたところ、レンタルオフィスなのだそうだ。小さい企業が間借りしてオフィスとするようなところだと思われる。日本法人の規模は小さいだろうから、リスクを下げる意味でこういったところに入っているということか。企業の信頼性が上がる情報では残念ながらない。

サイトの企業紹介によると、「2010年にアメリカのイリノイ大学とワシントン大学出身の博士二人によって設立されたグローバル・ハイテク・ベンチャー」らしい。代表者の名前は「何定」氏とある。名前から中国人だろう。なんとなくAnkerあたりと同じような生い立ちの会社っぽい感じ。アメリカで学んだ中国人が立ち上げたデジタルガジェット企業ということか。

英語のサイトを見てみる。だいたい日本語サイトと似たようなことが書いてある。iCleverは2010年にイリノイ大学などで学んだ若い起業家たちが生んだブランドで、3つの大陸8カ国で知られている、的な内容だ。

日本語サイトと英語サイトの一番大きな違いは、英語の方には本社の住所が記載されていない点だろう。英語サイトではこういう情報を記載する必要がないからなのか、あるいは隠したいのか、よくわからない。

日本語サイト、英語サイトとも、いずれもそれほど強調して中国の会社のブランドであることは書きたいわけではないらしい。中華系のブランドに対する忌避感は昔よりも相当薄れてきていると思っているんだけど、まだまだ強調する情報ではないようだ。

パッと調べたところでは、日本語と英語のサイト以外は出てこない。色々な国で展開しているというのにおかしい。異なるブランド名で展開しているのか、社名が違うのか、理由はわからない。もう少し調べてみようと思う。

調べてみたところ、全然ダメな会社と断じることはできないけれど、特に信頼のおける会社という印象も持てなかった。

そもそも僕の場合は買ったプロダクトがとっても残念なものだったというところから始まっているから、余計にそう感じるのかもしれない。財務についてだとか、調べられたらまた調べてみようと思う。