中古マンション

車を売ってようやく自分が車にとらわれていたことに気がついた

私は車に乗るのが好きだと自分では信じていた。毎週末になると車に乗って何処かに出かけるのは、自分が車が好きだからなのだとそう思い込んでいた。しかし車を手放して1年以上が過ぎた今思う。私は車に乗らなければならないという考えに捉われていたのだと。

1年半ほど前、私は駅から3分ほどのマンションに引っ越した。以前は駅には歩いて10分以上かかるところだったので、ずいぶん近くなった。都心にもやや近づいたため、それに伴って駐車場の価格も少し上がることになってしまった。そこで泣く泣く大好きだった自家用車を得ることにしたのだった。

新しい住居は駅から近いし、同じくらいの距離にカーシェアもある。数も多いのでいつでも利用できそうだった。加えて車を買う前にもカーシェアは使っていたから、使い勝手が良いことは十分わかっている。おそらく問題ないだろうとは思いながらも、車の運転が大好きな自分が車を手放してしまって大丈夫なのだろうかとかなり不安を感じていたのは事実た。

果たして引っ越して車を売り、いつでも思い立った時に車に乗れる環境ではなくなると不便を感じるようになった。ああ今車を持っていたらすぐに何処かに出かけられるのに・・・。そう思うことが頻繁にあった。だから初めの数ヶ月は、毎週とは言わないまでも結構な頻度で車を借りて出かけていた。

だがせっかく駅が近いマンションに引っ越したのだ。電車ももっと利用してみたい。そこでカーシェアからしばらく遠ざかって、電車であちこち出かけることにした。しかしそれもまたいずれは飽きる。楽に行ける場所はある程度行ってしまったので、それからしばらくは家の周りにある店や図書館、あるいは公園などにかなり行くようになった。

それからやや時間が経過して、また車に乗りたいなという気持ちになった。久しぶりにカーシェアを予約して車に乗り込む。そして運転していると、変な気持ちになった。なんというか、あまり面白くないし、その上車に乗るのが少し強いのだ。

少し乗らないうちに、車に乗るのが怖くなってしまっていた。どれだけ自分が気をつけていても、事故が起こるときは起こる。反対車線から対向車がこちらに向かって突っ込んでこない保証はない。自分が突発性の病気になって、どこかの建物に突っ込まないとも限らない。事故は起こるときは起こるのだ。

そのようなことを考えて、私はふと気がついた。車に乗ることが、本当にそこまで好きだったのかと。もちろん嫌いではない。車を操作する感覚も楽しい。移動して何処かに気ままに向かうことも愉快だ。だが同時に、少し無理をして毎週乗っていたのではないかとも思ったのだ。

私は電車で通勤する。車に乗れるのは週末だけだ。それ以外はほぼ乗ることはない。週末に車に乗らなければ、なんのために駐車場代などの維持費を支払っているか意味がわからない。乗らなければただ大きな物体を持っているだけで、それに大した価値はない。だから乗れる時には必ず乗らなければならないし、乗れる機会をできるだけ作らねばならない。そう心のどこかで感じていたのだ。

私は車を売って、そのプレッシャーから解放されていることに気がついた。そしてほっとしたのだ。車に乗れないというデメリットももちろんある。その一方でしかし、必ずしも車に乗って出かけなくても良いというメリットもあることがわかったのである。

今の私は、車に乗りたければカーシェアで自由にあちこち行ける。同時に、車に乗らずに家の周りでのんびりしたり、電車に乗って出かけることもできる。車を持つことによって得られる自由を捨てて、車を持たないことによって得られる自由を楽しむことができるようになったのだ。

Netflix タイニーハウス。狭い家に暮らす私ですら驚く。

Netflixのタイニーハウスという番組を気に入って見ている。直訳すれば小さな家だが、どうもアメリカでいうところのタイニーハウスはトレーラーのようにタイヤが付いていて移動できる機能を持った小さい家を言うらしい。ハリケーンだのサブプライムローンだのといろいろあった結果、でかい家を持つって価値観以外にもあっていいんじゃない?的なあたりからタイニーハウスの流行が始まったらしい。私調べなのでやや適当ですが、多分そんな感じ。

私自身も似たような考えで狭いマンションを買って住んでいるので、まあ分かる。分かるがしかし、これはアメリカの番組だ。小さいって言ってもトイレがうちのリビングぐらいあったりするんでしょと斜に構えて見たところ大違いで、むしろこんなとこ住めるか?と私が心配してしまうほどのものであった。

番組内容は単純で、タイヤ付きの小さな家、タイニーハウスを作ろうとしている人(中年夫婦だったり、若い夫婦だったり、一人暮らし女性だったりいろいろ)が、MCの男二人に手伝ってもらいながらその小さな家を完成させる様子を見せるというものだ。

何本か見ているが、2人のmcが何者なんだかよくわからない。少なくとも1人は建具を自分で作ったりしているので何か建築だか建設だかの背景を持つ人なんだろが、もう1人はプロジェクトマネージャー的というかスケジュールはどうだとか時々見にきて言ってくる人な感じ。よく分からないが、嫌な感じのするわけでもない二人組の男たちだ。

家の持ち主たちはというと、普通のアメリカ人たち。年齢や人種は様々だがまあ一般の人たちだ。いろんな理由があって小さい家を作ろうとしているんだけども、この番組のハイライトの1つが、分かっていたはずなのにいざ作ってみるとあまりに家が小さくてこれマジで住めるのかと家主自身が驚いて引いてるシーンだ。

当然である。大きめのキャンピングカーくらいのサイズの中に、リビング、キッチン、寝室、シャワーにトイレと全てを入れるわけだから広いわけがない。その上彼らの多くが今現在住んでいる家は、アメリカでいうところの標準サイズに収まる家だ。つまり日本の感覚でいうと大層広い。したがって、今の家と新しいタイニーハウスとの間の落差がものすごく大きいわけである。

番組中盤に思ってたより狭くて困惑する家主パートが挿入されるのだが、これがやたら面白い。腕組みして、「うーん、これ暮らせるかな、狭いな」なんて夫婦で顔を見合わせている。しかも家具などがまだ入っていない状態で彼らは大抵見るので、この狭いスペースに家具が入ったら一体どうなるんだろうと心から心配しているわけだ。

見ている私もここで腕組みして「いやー、これは無理でしょう!」とか言って盛り上がる。

ところが番組はうまくできていて、家具を入れたり細部を作り込んでいくとあら不思議、家主たちは「こんなに素敵になるとは思わなかった!サイコー!」と大喜びして終わる。

番組的にはここで終わるが、見ている方はそれで終われない。明らかに「いや、やっぱそれ狭いぞ!」と感じるからだ。夫婦が2人並んでで来たばかりのタイニーハウスのリビングで、ソファでくつろいでいたりするシーンを見せてくれるわけだが、たまにならいいけど毎日は結構きついんじゃない?と思わずにはいられない。いずれ多少は散らかるだろうし、そうした場合はどうするんだろう。こちらは想いを馳せることしかできない。

しかしタイニーハウスは続いていく。次々と小さな家を作りたい人が現れては、小さな家が作り出され、途中でその狭さに驚くも最終的にはサイコーと住人がその家に吸い込まれていく。これがタイニーハウスである。

家が狭いと掃除はラクだ

うちの家は狭い。3人で60平米を切る2LDKだ。リビングルームがあって、主寝室と子供部屋。これで全部だ。

つまり狭い。

あえて選んだ狭い家、という本がある。結構売れたようだ。そこで紹介されている家と同じか、もしかするとそれより狭いかもしれない。

必ずしもあえてこの家を選んだわけでもなく、リッチとか格闘を考えると狭くせざるをえなかっただけなのであるが、悪い選択ではなかったと思っている。

そもそも安いので負担が少ない。とてもいい点だ。

加えて、小さいので掃除は楽だ。昔はルンバを使ったりもしていたが、今となってはそれも必要ない。ダイソンが一台あれば、パッと取り出してパパッと掃除をすればすぐに終わる。

ちなみに風呂も小さい。1216サイズ(1200mm*1600mm)。小さい。だから掃除も比較的にすぐに終わる。

あとは家が小さいので、家具もあまり大きなものはない。するとそれらの管理をするのにもあまり時間がかからない。総じて小さくて面積もないので、手間がかからないのだ。

掃除が嫌いな人には割と素直に小さな家はお勧めできる。

ベンチ収納にはイケアのプラッツァがちょうどいい

部屋が狭いとベンチ収納が便利だ。座る場所を作りながら、収納スペースも作れるのでたいへん助かる。

しかしベンチ収納のニーズはあまり高くないのか知らないが、なかなかいいものが見つからずずっと困っていた。いろいろと探し回った結果、イケアのプラッツァに落ち着いた。

プラッツァは割と新しいシリーズらしい。買う前に結構調べたが、あまり役立つ情報は出てこなかった。特にベンチ収納としての使い方ではほとんど情報が出てこない。

プラッツァがベンチ収納として使えるということは、イケアの店舗での展示を見て知ったので、決して裏技的な使い方ではないのだろうと思う。だがあまり知られていないし、そこまでプッシュされている感じもない。やはり需要がないのか。

プラッツァをベンチ収納として使う場合は、別売りの天板が必要になる。うちでは幅80センチ、奥行き40センチ、高さ40センチのフレームを買って、それにスピルリナみたいな名前のワークトップをつけている。全部白だ。

もともと探していたベンチ収納は上に開く蓋つきのものだったが、プラッツァではそれは難しい。横に開く扉しかつけられない。それだと不便だと思ったので、扉はつけなかった。横はそのまま棚的に扉をつけずに使っている。

このベンチ収納を2つ並べている。扉がないので中に入れているものは見えるから、多少ガチャガチャして見える。これは仕方がない。なにしろイケアだ。とっても安い。他で見たベンチ収納よりもかなり安くついたし、それでいて品物そのものの見た目も悪くはない。よい買い物をした。

展示が面白い。クリナップ キッチンタウン 東京へ行った

なぜだかは知らないが新宿にはリフォーム関連のショールームが集まっている。

TOTOとYKK APに床材や建具のDAIKENが組んで展開している「TOTO DAIKEN YKK AP東京コラボレーションショールーム」や、リクシルショールーム東京をはじめ、ノーリツ、アイカ、トクラス、タカラスタンダードと、リフォームするために必要なものは新宿でたいてい全て見られる。しかもどれもが少なくとも東京における旗艦ショールームという位置付けのものだ。さすがは世界有数の乗降者数を誇る新宿駅。

難点があるとすれば、どのショールームも西新宿に固まっているのにそれぞれのショールームが少しずつ離れていて行き来がしにくいことくらいか。それでも新宿にいけばいろいろな設備が見られるのでとてもありがたい。

さて、クリナップ のショールームも同じく新宿にある。クリナップ ・キッチンタウン・東京と名付けられたこのショールーム、TOTOなどのショールームからだと歩いて10分か15分くらいの距離にある。こちらもクリナップ の旗艦ショールームのひとつに位置付けられているようだ。

先日ここへ行ってきた。一時間程度だろうか、今回は担当者の説明を受けずにとりあえず見学のみ。ぐるっとまわってそれぞれのラインナップを眺めた。

結論から言えば、クリナップ ・キッチンタウン・東京は見せ方は工夫があっておもしろいが、展示の量が物足りなく感じた。

ショールームの広さはそれほど小さくはないが大きくもない。小規模~中規模スーパーマーケットくらいの広さといえば伝わるか。まいばすけっと5つ分くらいとか。伝わる気がしない。とにかく大して広くない。汐留のパナソニックショールームなどは1階から3階まで全部パナのショールームみたいなことになっているが、クリナップ はそんなことはない。こじんまりしていると言えばこじんまりしている。

キッチンタウンというだけあって、クリナップ の強みであるシステムキッチンが主に展示されている。格安クラスから高級クラスまでそれぞれ3から5セットぐらいが並んでいたと思う。一番ボリュームが多かったのは確かクリンレディだったと思う。次がSSで最後にラクエラという感じだろうか。(そういえばSSという名前が来年から変わるんだそうだ。サ行で始まるなんらかの名前だったけど、忘れてしまった。)いまクリナップ といえばやはりクリンレディなのだろう。

面白かったのは、1980年代ごろに使われていたというステンレス製のキッチンの紹介。たぶんクリナップ の人も苦心して考えたのだろうが、メッセージが難しい。というのも「昔はこんな感じの使い勝手でしたが今はこんなに使いやすくなっていますよ」という先進性のアピールをしながらも、「クリナップ はステンレス使ってますから実は昔のキッチンが今でも使えるくらい丈夫なのですよ」という耐久性のアピールを同時にしなければならないから。だから、古いキッチンを見せられても、私は正直に言ってこれってまだまだ現役でいけるし、使い勝手は多少は難ありだけど全然オーケーなのでは・・・という感想を持ってしまった。

しかしその辺のことを除けば、単純に面白い展示だ。昔のキッチンもよく考えて作られているけれども、それこそクリナップ 一押しの流レールシンクとかはまだ当然当時はないわけだし、シンク下の収納も今のものの方が明らかに使いやすそうだ。そんなことを体感できるのがなかなかよかった。

もうひとつ面白かったのが、収納アドバイザーが紹介するクリナップ 製品での収納方法展示だ。これは、展示してあるクリンレディなどのシステムキッチンに、実際に調味料とか鍋とかをプロの人がオススメの入れ方で収納した状態で展示するというもの。ラベルをうまく貼ったりとかいろいろして参考になる。

中でも最も参考になったのが、オプションでつけられる収納ツールが「ついていなかった」ということ。これはクリナップ さん、勇気があっていい選択だったと思う。

クリンレディのオプションなのだと思うが、「うきうきポケット」という機能をクリナップ は押している。これはシンク下の収納を引き出すと、手前についた小さなポケット収納が上にぬっと伸びて出てくるというもの。よく使うものをここに入れておくと便利ですよ、ということらしいのだが、実はこのオプションの評判が微妙なのだ。つけたけど使いにくい、つけなければよかったという声が結構ある。私も実は悩んでいた。これをつけるべきかつけないべきか。

価格だけを考えれば大した差ではないが、一旦つけると外せないし、かといって後からもつけられない。どうしようと思っていたところへ、この収納展示だ。収納整理のプロが考えた収納方法は、うきうきポケット「なし」。メーカーが推しているオプションなしのプランが、旗艦ショールームで展示されているのだ。

繰り返すが、この展示はクリナップ の人の決断は称賛に当たると思う。普通であればうきうきポケットを付けて考えて欲しいと言いたくなるところだろうが、あえてそうしなかったのだろう。素晴らしいと思う。

こんな感じで見ていて楽しいショールームだが、残念ながら広さが足りない。もっといろいろな色やシリーズを見て、いろいろなバリエーションをこの目で確かめたいと思っても、全部で20には到底届かないくらいのセットしか置かれていないので、十分に見て回れない。

メーカーはカタログとかサイトを見てねというだろうが、もちろんそれは検討者であればしっかり確認する。それでも足りないからわざわざ旗艦ショールームにまで足を運ぶわけで、それが十分な広さではない場合は残念な感じがどうしてもしてしまう。

他のメーカーのショールームが新宿に集まっているので新宿にショールームを持つ考えは理解できるが、一方で広さをしっかりとったショールームも欲しくなる。郊外でもいいので、そういう場所が1つあるととてもいいのになあと思った。

広さやボリュームを除けばとても楽しいショールームなので、機会があればまたいって見たいとは思っている。

10年で5回引っ越しをしたらいろいろ勉強になった

今はマンションを購入して暮らしているが、賃貸に暮らしているときは結構頻繁に引越しを繰り返した。

長いと4年、短いと1年で引っ越したりもした。東京に来てから10年になるがその間に5回ほど引っ越ししている。

引っ越しの理由はいろいろで、家族構成が変わったりだとか、隣人とのトラブルで怖くなって逃げ出したりだとかいろいろだ。

引っ越しは手間もお金もかかるし、たいへんなことも多いのだが、住む場所が変わると刺激になっていいし、さらにそれに加えて自分の中に住処についての知見がたまっていくのがよかった。

特にマンションや家を買うときには以下のようなことを決めながら選んでいかなければならないが、私の場合は引越しを多くして来たおかげで自分の経験から何がどの程度重要かを考えながら家を選ぶことができた。

  • 方角
  • 駅からの距離
  • 都市部、郊外
  • マンション、一軒家
  • 低層階、高層階

方角

私の場合は狙ったわけでもないが、東西南北全ての方角の部屋に住んできた。たまたま引っ越した先がいろいろな方角だったのだが、結果的にはいい勉強になった。

結論から言えば、南向き(東南、西南含む)以外は私には辛かった。

北向き

とにかく寒い。そして暗い。タワーマンションなら北向きも悪くないというが、そうでなければコストが安いことを除きいいことはない。

洗濯物も乾かない。夜帰ってきたらこれでもかというくらいに部屋は冷え切っている。湿気もこもりやすく、結露がすごい。夏はそう言えば涼しかったかもしれないが、夏なのに暗かったことのほうが印象が強い。

北向きは安いが、安いものにはそれなりの理由があるという大きな学びは得られた。

西向き

北向きに比べればだいぶんましだが、それでも暗い。日が差し込んでくるには来るが、夕方の日差しは物悲しくて晴れやかな気分になることはない。好みにもよるかもしれないが、実際西日しか当たらないとさみしい気分がするものなのではないか?

あと、寒いし暑い。いいタイミングで日が当たらないから、冬場はしっかり寒いし、夏場は夏場でバッチリ暑い。洗濯物は西日だけでは乾きにくい。

東向き

北向きよりは圧倒的に良い。西向きと比べても、朝日が差し込むので気分が良い。

しかし洗濯物は相変わらず大して乾かない。午前中の日差しだけでは十分ではない。

夏の暑さは東向きの場合はかなり改善される。しかし問題は冬だ。東からの朝日だけでは暖かさは不十分。寒い。そして午後暗くなるのも早い。

南向き

結局南向きしかない。どんな季節でもある程度明るさが保たれているし、暖かさもあり、夏場はそれないに暑いが西日がガーッと差し込んで来るわけでもない。

東西南北全てを経験した結果、南向きが最高、少なくとも東南あたりでないもつらいことがわかった。北向きや西や東の価格の優秀さには惹かれるものはあるが、しかしその表面的な魅力に負けてはいけない。南に向いていることの大切さを身に染みて知った。ちなみに東に若干振った南向きのマンションを私は購入した。

駅からの距離

これもいろいろ試す結果になった。これまで住んだところだと、駅徒歩2分、3分、5分、7分、16分、となる。

もともと極端な駅近志向だったが、もしかしたら以外と遠くてもいいのではないかと少しずつ離れていって最終的には15分越えになってしまった。

最初の2分のマンションは最高だった。都心の地下鉄駅が最寄りで、立地だけが売りの激狭ワンルームだったが、それでも立派だけで全てをカバーできた。

次の3分のマンションは、少し都心から外れた東京23区の東側の地下鉄駅。それでもそれなりに便利なところだったが、地下を走る線路の真上に建っていることがいけなかった。電車が通るたびに微振動がしてごとごとと低い音が聞こえてきた。分譲賃貸だったので、それほど悪い建物ではなかったはずだが、それでも線路の真上はダメだった。駅からの距離は良かったものの、地下鉄の上に住むのは向いていないことを学んだ。

続いては駅から5分のところ。23区の西側の地下鉄駅。距離はそれほどないが、若干坂になっている。といっても全部で歩くのは5分だから全く問題ではない。静かなところだったので、なかなか暮らしやすかったし、距離も程よく線路から離れていてよいところだった。このあたりで、ちょっとくらい駅から離れても大丈夫かなあと思い始めた。

その次に住んだのが、駅から7分の距離のところ。こちらは多摩地区の私鉄沿線沿い。緑豊かなエリアで気持ちよかった。歩く距離7分も決して遠いというわけではなく、楽だった。が、それまでよりも都心から離れてしまったためにその分不便な印象が強くなってしまった。この辺りは人によって好みが分かれるところで、街中から離れたい人には問題にならないのだろうが、アウトドア好きでなかったり自然な囲まれていなければダメという人でなければ、都心に近いほうが暮らしやすいのだなあという気づきがあった。

そして最後が駅徒歩16分。23区の東側に戻ってきた。地下鉄駅で便利の良いエリアだったが何しろ駅が遠い。しかし案外いいところもあって、何かと言うとそれまでひどかった腰痛がすっかり治ってしまったことだ。歩くことが健康のために大切であることが、よーく分かった。そして同時に、とはいえ15分を超えると結構遠く感じることもしっかり分かってしまった。自宅に着く頃にはヘトヘトになってしまう。運動不足解消にはもってこいだ。その分、しんどいという覚悟を持って住む必要はある。

車があるなら、15分超えてもそれほど問題はないだろうと感じた。しかし車を持たないとなると、7分を超えるとちょっとしんどいように思う。自家用車でなければ、カーシェアやレンタカーをすぐに使えるような立地であるほうがよいと思う。

私の場合は、通勤時間を可能な限り短くしたいという思いが強くなったため、駅から3分のところにマンションを購入したわけだが、5分以内ならなんとかなるだろうなあという思いはある。

都市部か郊外か

はじめに東京で暮らしたのは、中央区だった。人形町から歩いて2分。水天宮までいけば半蔵門線で渋谷にも出られるし、勤め先も中央区内にあったので、めちゃくちゃ便利だった。しかもビジネス街にあたるため、土日は全然人がいない。しかし問題はスーパーがほぼないことだ。一人暮らしなら良いが、ファミリーだと少々厳しい。

次は23区の東側、西側と続く。都心に視界とは言わないが、まあそれほど遠くもなかった。どちらも副都心エリアには比較的すぐに出られるし、通勤も30分から40分程度で楽だった。買い物も便利だったので、それなりに都市部に近いメリットを享受できていたと思う。

次が多摩地区。ここが問題だった。この頃から車を持ち始めたのだが、車がなければかなり辛かっただろうなあと思う。駅まで7分で、それは別に良いのだが、都心に出ようと思うならかなり覚悟して出かける感じだった。結果として、ほとんど都心には近づかなかったように覚えている。かといって、車があっても幹線道路はとてつもなく渋滞するから、郊外にたくさん出られたというわけでもない。車で抜け出すにも少しでも朝出遅れると、あっという間に渋滞に飲み込まれる。どこかに行くために車に乗って、ただひたすら渋滞の中で車に乗ってノロノロ進むとも進まないとも言えないスピードで動いていた。

そのあとはまた23区の東側に戻ってきた。ほぼ千葉県という辺り。ここは日本橋や銀座などに出るならかなり便利なところだが、なにしろ駅から15分以上かかるところに家があったので、電車に乗ることはそれまで以上に減ってしまった。休日はほぼゼロだったように思う。で、車に乗って千葉の方とか茨城の方とか、休みになると出かけていった。それはそれで良かったが、問題は通勤だ。ドアツードアで一時間以上かかったし、なにより電車がとてつもなく混雑する。当たり前の時間にで車に乗ろうとするとはじき出されるので、まだ空いている時間に通勤するようになった。具体的には6時45分ごろの電車だ。しかしそれでも座れることはなかった。とにもかくにも通勤がつらい印象だ。

郊外が良いか、都市部が良いかと考えると、私はアウトドアも自然も好きではないので、郊外にメリットは感じなかった。一方で、都市部に多少近づいても通勤が辛ければ体にこたえる。結果として私は23区の西側、通勤時間30分程度のところに家を持ち、車を手放すことにしたわけだが、今のところ良い選択だったと思っている。

マンションか一軒家か

東京では一軒家に暮らしたことがないので、残念ながらこの点については経験できなかったが、しかし実家が一軒家なのでどんなものかは想像がつく。

一軒家とマンションを比較してみると、マンションの強みは寒くないとかセキュリティが高いとか、あとはゴミ捨てなどが便利とかそういうことになるだろうが、実はこれは物件による。

例えば最近まで住んでいたマンションは、二階でその下が駐車場になっていた上に角部屋だったので、とても我慢できないほど寒かった。しかも東向き。夜になると凄まじい冷えが襲ってくる。床暖房をつけ、エアコンを入れて、フリースだのダウンだろユニクロたちを総動員して寒さに耐えていた。同じマンションの二階でも、南向きで下に家があるところでは、むしろ反対に暑いくらいだったというから、日当たりと隣家、下階の有無はかなり大きく影響するようだ。

一軒家も魅力的だったが、東京では立地や価格の面から自然とマンションを選択することになってしまった。

低層階か、高層階か

こちらも残念ながらほとんど低層階の部屋だったので、高層階と比較することは難しかっ庵。唯一、学生時代に留学していた頃、寮の部屋が11階辺りで、部屋はおんぼろだし風呂もトイレもキッチンも全て共用で音漏れもひどくて最悪だったが、景色が最高だったことはよく記憶している。景色は毎日見るものなのでいずれは飽きるかもしれないが、それでも時々思い出したように遠くを眺めていると案外落ち着くものではあることは、その時の経験から学んだ。

ということで、今の家は4階で決して高層階ではないが、高台にあるため視界は抜けていて、ゴミゴミしているとはいえ空と街並みが見えるので、満足している。

賃貸であることを生かしていろいろ引っ越しすることをおすすめ

ということで、マンションを買うまでにいろいろと回り道をしたし、引っ越す度に後悔したり満足したりいろいろだったわけだが、経験はいずれは何らかの形で活かすことができるのだとも後になって見ると思う。あのとき北向きの部屋で凍えて自分に北向きは合わないことを知ったから、マンションを買うときにも価格を重視して北向きを選ばない選択ができた。また、15分以上も駅から離れたところに住み通勤時間が長いことが自分にとってどれだけ苦痛かを知れたから、比較的通勤に時間がかからないエリアを選択できた。今のマンションが最適解かどうかはわからないし、改善できるところはまだまだあるけれども、また引っ越したの?などと揶揄されながらもいろいろ試してきたことは、今となってはよかったなあと感じている。

ブラインドか、カーテンか。結論を出した。

カーテンにするかブランドにするかで悩んでいる。

見栄だけを考えれば、ブラインドの方が良さそう。インテリアの本などを見てみても、おしゃれな家には大抵の場合ブラインドがついている。

しかし実際のところはどうなのだろう。使い勝手の面で考えればカーテンの方がメリットが多そうだと思う。

1つにはまず断熱性が挙げられる。変わっていますのでできている。空気の層を多く作ることが単月に大切なので、そもそもカーテンがあるのであることによってカーテンの内部に空気の層ができるということも重要であるし、カーテンであれば窓全体を大ことができるので、せっかく作った空気の窓窓の隙間から逃すことなく保ち続けることができる。

ブラインドも、金属性だったり樹脂製だったりあるいは最近では木製のものも出ているようだ。また布でできているものもあるが基本的には通常のブラインドと同様に薄い素材でできたものがほとんどである。

そうするとカーテンであればできる「素材そのものの中に空気の層を作る」ということは、ブラインドでは実現が難しいと言うことになる。

しかもブラインドはその構造上、薄い連なってできていることになるがどれだけ1枚1枚の板の傾きを変えたとしても次のぴったりなくすと言う事は現実的には難しい。しかもブラインドと窓の間の隙間のことも考えなければならない。カーテンであれば窓を大きく応用に配置することが可能だがブラインドでもまだ結多少大きくしておくように見せかけることが可能であるとしても、窓にぴったりつけて配置すると言う事は難しいだろう。

それは何故かと言えば、ブラインドが逃げることができない「音」の問題があるからである。これもまた素材の問題なのだが、カーテンがあるのでできているのでそれが家風であおられて窓に当たったとしても大した音は発生しない。

しかしブラインドではそうはいかない。ブラインドをしたまま窓を開けると風が吹けば戻ってきたブラインドが窓枠にぶつかって大きな音をかけることになる。これはブラインドの1番大きな弱点であると言っても良いかもしれない。もしかしたらこの問題を解決するぐらいのもあるのかもしれない。例えば素材を改良してみたりもしくは窓枠の後に工夫をしているということが考えられるだろう。しかし実際にはある程度解決ができたとしても根本的に解決までは難しいのが現実だ。

したがって利便性だけを考えればカーテンの方が圧倒的にメリットが多い。というかブラインドには実用面では大きなメリットはほとんどないと言っても良いであろう。

ところが実際には大抵の場合漬けられている。それはもう1つしか出来は無い。デザイン性の高さだ。特に現代的な直線的でどちらかと言えば無機質のデザインが多いマンションや新しい戸建ての家では、柔らかさやその曲線的な形が特徴である布製のカーテンと比べて、直線的で柔らかさよりもその無機質が感じがブラインドの方がマッチする事は簡単に想像できる。

さて翻って我が家のことを考えてみると、中古とはいえども現代的な感じ。壁は白を基調とするクロスが貼られており、床はフローリングだが木材であるわけでもなくその見た目は曲線的ではなく直線的である。部屋の形の全ては近くで構成されている。つまり普通のマンションだ。そのような普通のマンションに合うのは、カーテンのブラインドかと問われれば間違いなくブラインドだろう。

で、結局何が言いたいのかと言うと、私は困っています笑

追記 2018-12-25

結局カーテンにすることにした。

  • 窓を開ける時、ブラインドよりカーテンの方がうるさくなくてよいから。
  • カーテンの方がブラインドより安いから。
  • カーテンの方が断熱性と防音性に優れるから。

 

フローリング張り替え、選択肢が多くて悩む人

フローリングの張り替えは、選択肢が多く、悩んで困ってしまう人がいる。私のことだ。

フローリングの張り替えを検討している。うちは築20年ちょっとのマンションで、寝室と子供部屋のフローリングは前のオーナーが張り替えを済ませていたが、リビングと廊下は新築当時のままだ。

20年も経っていると、見事に劣化が進む。

例えばリビングのど真ん中は、10センチ四方ぐらいの大きさで表面の部材が剥がれている。物件を購入した時からそこは剥がれていて、前オーナーが自分で買って来たと思われる補修テープを貼っていた。中途半端な大きさで貼られていたのと、いろいろあって工務店に補修テープは貼り直してもらったが、それでも元の部分と補修テープの色の差は隠しきれない。カッコいいとは決して言えない状態だ。

また、日当たりは悪くないので、結果として窓辺は日焼けを起こしている。色が浅くなったり、痛みが激しかったり。

物件を購入するときは、まあフローリングはそのままでもいいかなあと思っていたが、それ以外の部分のリフォームをやっと欲が出て、というか歯止めが効かなくなってフローリングもついでにやってしまおうか、となってくる。

えーい、やってしまえと進めてしまうのは簡単だが、問題は費用だ。幸いにもうちは狭い家なので、リビングも広くない。12畳を少し切るくらい。それに短い廊下があるだけだから、張り替えが必要な部分は13畳程度だろう。張り替えをやつてやれないことはなさそうではある。

しかし最近は床の張替えといっても選択肢がいろいろある。一口にフローリングといえど、張り替えるか重ね貼りをするかでも違う。無垢材にするのか集合材にするのかも大きい。フローリングではなくてフロアタイルという手もあるし、もっとコストを抑えてクッションフロアも選択肢としては存在する。選択肢が多いのはいいことでもあるが同時に面倒でもある。

さて、うちの場合は、まず張り替えが重ね貼りかで悩んでしまう。いずれ間取りを変更する可能性もあり、そうするとそれまでの間は重ね貼りでしのいでコストを下げるという考え方もある。しかし間取り変更をするにしても、それは子供が巣立ってからか。だとするとまだしばらく先であり、そうであれば張り替えてしまってもいいようにも思う。というふうに決めきれない。

素材はといえば、高くなるしそこまでのこだわりはないから無垢材は選ばないだろうし、とはいえそれなりの質感は求めたいのでクッションフロアも違うだろう。とすれば、選択肢は合成材のフローリングか、フロアタイルだ。

フローリングだと普通といえば普通なので、フロアタイルにしてみる手もあるかもしれない。しかしうちの床は直床だ。詳しくは知らないが、フロアタイルを選べばきっとコンクリートに直にフロアタイルを敷き詰めていくことになるのだろう。コンクリーの上にダイレクトにフロアタイルがあるというのは、想像しただけでも寒そうだ。夏はいい。冬はどうだろう。結構しんどいかもしれない。

フロアタイルは硬さの面での心配もある。コンクリーにダイレクトフロアタイルなら、転べばそれは痛いはず。寝っ転がることも流石にしんどいか。音の問題もありそうだ。何かを落としたりすれば、階下に見事に響き渡るようと予想。

フローリングであれば、まあ今と同じだけの暖かさは得られるだろうし、音の問題も遮音タイプを選んだりすれば解決可能だ。柔らかくこそないが、木なので寝っ転がってもそれほどまでには痛くない。

こう考えるとうちはフローリングにすべきなのだろうなあ。

そうすると次に出てくるのが色の問題だ。寝室と子供部屋はオークとかチェリーっぽい色。そこまで深い色ではないのだが、私は濃いめの床色が好きだ。だからリビングだけ深い色にするのも良いかもしれない。

来客時に見せる可能性があるのは子供部屋くらい。子供部屋とフローリングの色が違うのは、それほど大きな問題にならないように思う。

あとは最初の問題に戻って、張り替えが重ね貼りか、について考えなければならない。この辺は工務店の人に聞いてみて、メリットデメリットを踏まえて考えていくべきだろうか。

方針が決まったら、後日アップデートする予定。

風呂だけのつもりがキッチンもリフォームしそうになっている話

中古マンションに住んでいます。築20年ちょっとの物件でして、水回りは過去にリフォームされた履歴がないので、そろそろあちこちにガタが来てきます。

たとえばキッチンは収納のドアの痛みが激しかったり、洗面台はシンクの中の塗装が剥がれてきていたり、風呂は全面的に古さが目立ってきていたりします。

新しいキッチンを見るのは危険、やばい、怖い

そもそもは古さが一番目立つ風呂だけを交換しようかと思っておりまして、なんとなくTOTOやリクシルのショールームへ行くようになりました。

風呂を見て、トイレを見て、洗面台を見て、というあたりまでは、なるほど新しくするとこんな感じになるんだなあと冷静で入られたのですが。

流れでキッチンを見てしまったのがいけなかったのです。キッチンを見た途端、もうダメ!古いのイヤ!新しいのに変えたい!という気持ちが爆発してしまいました。

新しいキッチンは一種の魔物です。ピカピカで、おしゃれで、魅力的なモンスターです。こんな生活がいいな、こんな暮らしに憧れるな、という気持ちをこれでもかと刺激されてしまうのです。

特に美しいステンレスのキッチンがヤバイ

私の場合、同じキッチンの中でも特に危険だったのは、ステンレスのワークトップでした。人工大理石のワークトップも、もちろんいいのです。真っ白で、美しくて、清潔感が溢れまくっているその姿も素晴らしいです。

しかし鈍く濡れたように光るステンレスのワークトップには敵いません。私の中ではまるで比較になりません。

ショールームの素敵な照明に照らされて、じっと佇むステンレスのキッチン。遠くから見ても魅力的です。静かにそこにあるだけで、さまになります。

近づいて見たときもまた素晴らしいです。もっと言えば、さっと手のひらで撫でて見たときのそのひんやりとした感触はいつまでも触れたままでいたい気持ちにされられて、そこから動けなくなってしまいます。

クリナップのSSが今の憧れ

世の中にはさらなる高級品もあるのでしょうが、今の私にとっての憧れはクリナップのSSシリーズです。

クリナップは安価なモデルからステンレスを採用していますが、その中でもステンレスをたくさん取り入れて、なおかつコーティング等も上等なものも使っているのがSSシリーズです。

まず「美・コートワークトップ」が美しいです。エンボス加工されたステンレスに、独自のコーティングをかけてあるというものです。エンボス加工によってそもそも傷が目立ちにくくなっていますが、さらにコーティングしてあるのでますます傷がつかないそうです。

それに加えて、収納部分でもふんだんにステンレスが使われており、このバランスが高級感と信頼感、さらにはプロっぽさを醸し出してくるのです。

写真を載せようかと思いましたが、あんまりうまく撮れてないので、掲載をやめました。ぜひ実物を見に行ってください。

クリナップはネーミングをなんとかしてください

ただ1つ、クリナップに問題があるとすると、そのネーミングセンスですね。

各社いろいろな製品を出して思い思いの名前をつけていますが、その中でも群を抜いてダサいのがクリナップです。

上であげた「美・コートワークトップ」も、それはそれはまあなかなかのセンスです。それ以外にも、「流レールシンク」とか、「洗エールフード」とかも結構きてますし、もっと言えばミドルクラスにあたる「クリンレディ」というラインナップの名前も今時一体どういうセンスで名付けてるんだと説教されても仕方がないようなものです。

レディ以外使うなと?使う人はレディでなければいけないのかと?あるいはキッチンはフランス語ばりに女性名詞だと?

それでも欲しい、クリナップSS

というわけで、なんだかんだいっても欲しいのがクリナップSSシリーズなのです。

この物欲にどのように相対するか、方針を決めなければならないのです!

 

「やりすぎ」なリノベ中古マンションは、売りにくくなる!

売れないリノベマンションは、何かをやりすぎている

中古マンションには、売り出されるとすぐに売れてしまう瞬殺物件と、ずーっと売れずにいる物件とに分かれます。

売れない物件の中には、古くてボロくて手を加えるのが大変そうな物件もあれば、反対に綺麗にリフォームされていい感じにお化粧してもらっている物件もなかにはあります。

いい感じに綺麗にしてもらえれば、売れそうなものですが、実際はそれでも売れない中古マンションというのが残念ながら存在します。

そのようななかなか売れないリノベ物件は、どうやら大抵の場合どこかで「やりすぎ」ていることに気づきました。

何をやりすぎてしまうと、リフォーム物件が売れなくなってしまうのか。探ってみます。

前の家主の個性を光らせすぎ

最初のやりすぎは「前の家主の個性を光らせすぎ」です。

駅からも近い、築年数も古くない、価格もまあ納得感がある、それなのになぜか売れてない、という物件に多いのがこれです。

なぜもっと普通の状態にしておいてくれなかったんだ・・・と頭を抱えてしまう物件も多数あります。

たとえば私が内覧した物件の例です。

とてもおしゃれな感じの人がリフォームした中古マンションでした。駅からは徒歩2分。すぐそばにスーパーがあり、便利でありながら、騒音はない。築年数もそれほどでもなく、価格もまあ悪くない。それなのに売れていないのです。

なぜこの条件でなかなか売れていないのか気になり、私は内覧することにしましたが、入ってみて気づきました。

家主のオシャレな趣味が反映されすぎているのです。

壁紙は部屋ごとにすべて違っていて、しかも青や黄色という強い色ばかり。キッチンも青い花柄のタイルが敷き詰められた、かなりオシャレなもの。しかも高さは90センチの高さにしてあります。

ただ、この辺はまだ後から好みで手を加えられる部分なので良いのです。

問題は間取りを変えてしまっていることでした。

特に問題なのが靴箱です。

その方はとにかく靴が好き。大量に靴を持っていて、何しろ数が多いらしいのです。そのため、普通の靴箱のサイズでは到底収まらない。

そこで、まず靴箱の横幅を大きく拡大していました。もとは1メートルくらいの幅だった靴箱が、幅2メートル以上のものになっているのです。それだけならまだしも、その拡大した靴箱の裏側に位置する部屋の壁を内側にずらして、靴箱の奥行きを2倍に増やしていたのです!

その結果、たしかに靴箱の容量は膨大になっています。その反面廊下は圧迫感が出て、さらには靴箱に押されて裏の部屋が1つ狭くなってしまっていました。

これでは売れないのではないかなあ・・・と感じました。

そしてしばらく経ってのちもやはり売れ残っていました。売れるまでには何ヶ月もかかったようでした。

教訓:売るつもりが少しでもあるなら、リフォームする際には個性の光らせすぎに注意!

付加価値を出そうとしすぎ

続いては、特に不動産屋がリフォームするときに起こりがちらしいケースで、「付加価値を出そうとしすぎ」な例です。

中古マンションが敬遠されがちなのは、やはりその古さだったり、設備の不便さなどによります。新築のことが大好きな日本人ですから、中古マンションであっても少しでも綺麗で新しいものが欲しい!と願うのは自然な話です。

そこで不動産屋も、特に古くてテコ入れが必要と思われる物件には、かなり力を入れてリフォームしようとするようです。

スケルトンにした上で、壁紙も建具もすべて新品にし、しかもフローリングも無具材を使ってみたり、ヘリンボーンにしてみたりと、いろいろやるのです。

さらに壁はエコカラット、トイレも風呂も最新型のいいやつ、建具もどこかのかっこいいものです。

その結果、この築年数の物件でこの価格になるの?と素人的には頭を抱えてしまうようなリフォームマンションができあがるのです。

いや待てよ、これはこっちが素人だからわからないだけで、きっとこれでも売れるに違いない。自信があるからこんなリフォームやってるはず!とか思ってると、案の定売れません。

中古マンションは中古マンションなので、新しさはとりあえず二の次というお客さんも最近では増えてきているように想像します。ですから、過剰な新しさや新機能をつけることで付加価値を無理に持たせようとしないほうがいい場合も結構あるんじゃないですか?と思うのです。

教訓:付加価値のつけすぎには注意!

コストを抑えようとしすぎ

最後は反対に「コストを抑えようとしすぎ」な物件です。

「安けりゃいいんだろ安けりゃあ!」と言わんばかりに安物の建具やフローリング、壁紙を導入して売ろうとしている物件にもお目にかかりました。

たしかにコスト第一に考えるのが中古マンションを探す人たちではありましょう。それは否定しませんが、でも幾ら何でもこれは夢なさすぎるんじゃない?という物件に仕上がる場合があるようなのです。

中古マンションでも大きな買い物ですし、多少は夢を見たいのが購入者の本音です。

安けりゃいいだけでリフォームせずに、要所要所は素敵な感じに仕上げてもらえると、物件もびたっと張り付きて身動き1つしないような状況から逃げられるのではないか、と思うのです。

教訓:中古マンションだからって、多少は気を使ってリフォームしてあげよう

リフォームには注意しつつ、価値をあげましょう

リフォームは上手くやれば当然ながら中古マンションの魅力をアップさせるものです。
これからは新築だけでなく中古マンションも見直されるべき時代です。どんどん魅力的なリフォームによって中古マンションを楽しめる人が増えればいいなと思います。