リモートワークで新しいキーボードが必要になり、アマゾンで評判だったiCleverという会社のIC-BK22というキーボードを買ったところ、全然ダメな商品で困ってしまった。
いったいどんな会社なのか気になって、調べてみた。
iCleverのオフィシャルサイトをみる。
説明によると、そもそもiCleverはブランド名であって、会社名ではないらしい。社名は、サウザンドショアズというようだ。本社は中国の深センにあると思われる。新しい企業がボコボコ出来ている街なので、なるほどだ。
日本法人もある。オフィスは、 BIZ SMART神田なるビルに入っているらしい。
BIZ SMART神田を調べてみたところ、レンタルオフィスなのだそうだ。小さい企業が間借りしてオフィスとするようなところだと思われる。日本法人の規模は小さいだろうから、リスクを下げる意味でこういったところに入っているということか。企業の信頼性が上がる情報では残念ながらない。
サイトの企業紹介によると、「2010年にアメリカのイリノイ大学とワシントン大学出身の博士二人によって設立されたグローバル・ハイテク・ベンチャー」らしい。代表者の名前は「何定」氏とある。名前から中国人だろう。なんとなくAnkerあたりと同じような生い立ちの会社っぽい感じ。アメリカで学んだ中国人が立ち上げたデジタルガジェット企業ということか。
英語のサイトを見てみる。だいたい日本語サイトと似たようなことが書いてある。iCleverは2010年にイリノイ大学などで学んだ若い起業家たちが生んだブランドで、3つの大陸8カ国で知られている、的な内容だ。
日本語サイトと英語サイトの一番大きな違いは、英語の方には本社の住所が記載されていない点だろう。英語サイトではこういう情報を記載する必要がないからなのか、あるいは隠したいのか、よくわからない。
日本語サイト、英語サイトとも、いずれもそれほど強調して中国の会社のブランドであることは書きたいわけではないらしい。中華系のブランドに対する忌避感は昔よりも相当薄れてきていると思っているんだけど、まだまだ強調する情報ではないようだ。
パッと調べたところでは、日本語と英語のサイト以外は出てこない。色々な国で展開しているというのにおかしい。異なるブランド名で展開しているのか、社名が違うのか、理由はわからない。もう少し調べてみようと思う。
調べてみたところ、全然ダメな会社と断じることはできないけれど、特に信頼のおける会社という印象も持てなかった。
そもそも僕の場合は買ったプロダクトがとっても残念なものだったというところから始まっているから、余計にそう感じるのかもしれない。財務についてだとか、調べられたらまた調べてみようと思う。