あがた森魚

乙女の儚夢(ろまん)全曲レビュー

あがた森魚の名盤紹介、『乙女の儚夢 (ろまん)』です。

このアルバムを初めて聴いた時にどんな感想を持ったか覚えていますか?私の場合は「暗くてジメジメして、カッコいい気もするけど、とりあえず笑える!」という、なんとも不思議な感覚だったのを覚えています。

初めて聴いたのは大学生の頃でした。ちょうど70年代音楽のリバイバルブーム真っ最中で、パンタロン、長髪、四畳半に裸電球と条件コンプリートな音楽好きの友達が、タバコの灰だらけの部屋で聞かせてくれました。なんも言えない薄暗くて湿気た雰囲気に気持ち悪さと格好良さと笑いとが全部まとめてやってくる変な感じが、正直に言えばしばらくはそれほど馴染めず、むしろ同じ日に初めて聴いたレミゼラブルのほうを気に入って、乙女のロマン(変換めんどくさいのでこのまま)は長い間あんまり真剣に聴いていなかったように思います。

じゃあその後は乙女の儚夢 が一番好きなアルバムになったことがあるかというと、実はありません。いつも4番手とか5番手とかその辺りに位置しています。なので、そんなに頻繁には聞きません。

なのに、ここがこのアルバムの不思議なところなのですが、あまり頻繁に聞かなくても、これを聴いたらどんな感覚になるのか、とか、聞き終わった時に変わった気持ちになるんだよな、とか、そういったエモーショナルな感覚が、アルバムタイトルやジャケットを見たりするとすぐに湧き上がってくるんです。このアルバムが持っている強烈な雰囲気とパワーがゆえのことでしょう。

では一曲ずつ見ていきましょう。

乙女の儚夢


アルバムタイトル曲の「乙女の儚夢」 。なんなのでしょう、発売時期の1972年当時は比較的この手の暗〜いトーンの音楽は好まれたと思いますが、大正ロマンのテイストが流行っていたとは思えませんし、演歌の悲しさやさびしさとはまた少し毛色が違っています。この曲で始めようというあたりに、今の感覚からすればさてはあんまり売ろうとしてないな?という思いを持たせられますが、その辺りはちょっとわかりません。

春の調べ

続いて「春の調べ」です。このアルバムの中では一番お気に入りの曲の一つです。曲といっても手紙の朗読の背後に音楽が鳴っているという作品ですが、とてもいい雰囲気を持った一曲であることは間違いありません。

乙女の儚夢 はコンセプトアルバムに入るものだも思いますが、その観点から言えば二曲目に収録されているこの春の調べがコンセプト説明資料にあたるような位置付けなのではないかと思います。この曲があることによって、描かれている世界の背景がより浮かびやすくなります。

そう考えると、歌ものではないこの曲が、実はとっつきにくい乙女の儚夢 というアルバムをちょっとだけポップなものに中和してくれているのかもしれません。

薔薇瑠璃学園

続いて「薔薇瑠璃学園」です。春の調べを入れたのは、この曲にスムーズに導入するためという意図もありそうです。あるいは、春の調べが演劇で言えばセリフ部分で、薔薇瑠璃学園がミュージカルパートみたいな位置付けでしょうか?

世界観も、メロディーも、曲の構成も、あがたのパフォーマンスも、全てがバランスのとれた名曲だと思っています。

雨傘

そこから「雨傘」へと繋がります。薔薇瑠璃学園まで続けて聞けば、この雰囲気に耐性ができるというのか、聞き手のコンディションが整えられるというのか分かりませんが、雨傘というこの超陰鬱な曲でさえもなんとなく聞きこなすことができるようになります。

例えば天気のいい休日の朝にこの曲をいきなり聞かされたら耳は受け付けませんし、なんの嫌がらせだという話になりますが、反対にかなり憂鬱な気分の日であればもしかしたらギリギリ聞けるかもしれません。コンディションを選ぶ曲というのは時々あるものではありますが、その中でもかなりピンポイントでコンディションを整えてかからないと捌き切れない圧力を持った一曲であると言えるでしょう。

と言いつつ、改めて久しぶりに通して聴いて見ましたが、雨傘は長いですね・・・。7分程度の曲ですが、結構単調なのと、歌詞がくどいのでそれはそれは長く感じます。「今度会えませんか?もう会えませんよね・・・」と、何度も何度もくどすぎて後半からはちょっと笑ってしまいますね。

女の友情


続いては「女の友情」です。カバーですね。オリジナルはこのアルバムで聴くまで全く知りませんでしたが、少なくとも乙女の儚夢 というアルバムにはこれ以上ないほどぴったりです。もしかしたらその曲の世界観を元に、二曲目の春の調べとか薔薇瑠璃学園とかの曲が作られているのかもしれません。

 大道芸人


次の「大道芸人」は、個人的に大好きな曲の一つです。

イントロの見世物小屋の口上がまず最高です。陰鬱でありながら、見世物小屋ならではの無茶苦茶加減が素晴らしいです。今では作品に使うことができないような言葉がたくさん出てくるのも楽しいです。

曲も乙女の儚夢 の中ではかなりポップな部類に入るのではないでしょうか?雨傘とか面倒な曲を長々と聞かされての大道芸人なので、耳にも優しいですね。

とは言え、冷静に歌詞を聴いてみるとこれもまた無茶苦茶な内容ではあります。
あと、この曲に関しては演奏も勢いがあっていいです。はちみつぱいでしょうか。荒っぽいリズム感が見世物小屋の感じととてもマッチしていて素敵です。

曲馬団小屋 (挿入曲・美しき天然)

「曲馬団小屋 (挿入曲・美しき天然)」は、こちらもまた口上です。喋ってるのはろくな奴ではないなというのがありありと伝わってきます。陰鬱さでは大道芸人のイントロの方が上ですが、人としてのクズっぽさはこっちの方が断然上です。

電気ブラン

これに「電気ブラン」が続きます。酒が飲めたら電気ブランを飲んで見たいのですが、何せ下戸ですので未だにトライしたことがありません。

いい曲なんですが、アルバムの中では少し浮いているかなあという印象です。

勢いはすごいし、あがた森魚のボーカルの芝居っぷりもすごくいいんですが。

秋の調べ

「秋の調べ」は、春の調べのアンサーソングみたいな位置付けになるのでしょうか?

怪我をした少女が母親に当てて書いている手紙の朗読のような内容になっています。やけにグロテスクな内容であり、ちょっとギャグでは済まないようなタダならない雰囲気を漂わせています。

好きか嫌いかで言えば大好きで、ギャグでは済まないと言いながらも改めて聴いているとやっぱり笑ってしまうグロさがありますね。

続いてやってまいりました、「赤色エレジー」です。漫画の赤色エレジーも読みましたし、この曲自体も何度も聞きましたが、正直に言うとそこまでの魅力は分からないでおります。

6分を切る長さですから、雨傘よりも1分短くて聞きやすいはずなのに、どうも聴いていると次の曲にスキップしてしまいそうになります。

この曲が売れたのは、その時の社会の雰囲気とかそういう理由が大きいのかなあと思ってしまいます。演歌好きの層にも新しい音楽好きにも受けたという分析を読みましたが、そうなんでしょうか?ブームの後半はきっと流行りモノ好きが流れを後押ししたんだろうと思いますが、ブームのきっかけがなんだったのか、ちょっと想像できないでいます。

君はハートのクイーンだよ


「君はハートのクイーンだよ」は、このアルバムでもっともポップな曲でしょう。

日本少年2000系の「びわの実パレード」とか「あこがれそして港」とか、あの辺のあがた森魚なりの青春作品の原型のような感じです。この歌詞に旅とか船とか海とかいった要素を足していけば、2000系の感じに近づいていくような気がします。いい曲です。

冬のサナトリウム


「冬のサナトリウム」は、雨傘とはまた毛色が違いますが、陰鬱系統のやりすぎタイプの曲ですね。とはいえ、雨傘よりはギャグ要素がずっと弱いです。何度も同じことをいうしつこさやネチッこさがないことが、そのように感じさせる理由かもしれません。

あがた森魚の歌声は芝居入りまくってますし、曲調も単調ですが、短くスパッと言いたいことを言っているからか、雨傘などよりはずっとメッセージが強いです。

刷り込み効果は恐ろしいものなので、あまり気安く自殺をモチーフとして使うことには反対の立場なのですが、この曲に関しては完成度の高さや若者特有の繊細さや経験が少ないゆえの過ちを描くためには仕方がない面もあるかと思わされます。名曲ですね。

清怨夜曲


トリを飾るのは「清怨夜曲」です。タイトルがもうちょっと笑わせにかかってますが、まあいい曲ですね。
心なしか、少しだけ次のアルバムの噫無情に通ずる雰囲気を持った曲ですね。タンゴのような曲調が、噫無情の最後のダンスステップあたりを思わせるからかもしれません。

曲の終盤になると、急にクライマックス感を出してきて、かっこいいバンドサウンドになってきます。あがた森魚の喉を絞った悲しみボイスとあいまって、訳のわからない盛り上がりを見せて、盛り上がったまま乙女の儚夢 は終わります。アルバムの終わりとしては、どの辺が乙女で儚夢 なんだろうかという印象を持たざるを得ませんが、曲単品としてみれば凄まじいエネルギーも持ってきて、名曲であると思います。

 

久しぶりに全曲通して聞きましたが、やっぱり疲れるアルバムですね。真剣に向き合おうとすると、まだ若者だったあがた森魚の繊細さと図太さとかが入り混じった凄みがやって来てしまうので、結構しんどいです。私が雨傘とか秋の調べとか冬のサナトリウムとか、重たい空気の曲を聴くと笑ってしまうのは笑うことであがた森魚がこっちに送りつけてくる情念をそらして直接浴びてしまわないようにするための自衛行動なのではないかと思いました。

それと同じ理由で、大道芸人や君はハートのクイーンだよなどの、ポップな曲たちにより強く惹かれるのかもしれません。

あがた森魚 名曲16選!

あがた森魚 名曲16選

ベルウッドの名盤たちが、何度目かのリバイバルで売り出されるそうですね。それで懐かしくなって久しぶりにあがた森魚をiTunesで引っ張り出してきて聞いたみたらその名曲の多いこと!

ということで、ペパロー的名曲選です。

冬のサナトリウム / 乙女の儚夢

初期あがた森魚の名曲ですね。ストレートに悲しみに溢れる歌詞で、何度も聞いているとちょっとやりすぎですし、場合によっては面白く感じられてしまうほどですが、そこもまた魅力の一つです。

芝居掛かったあがた森魚のボーカルも素晴らしい一曲です。このころのあがた森魚は歌い手としてもあまりクセがなくて、聞きやすいのも特徴です。


最后のダンスステップ(昭和柔侠伝の唄) / 噫無情(レ・ミゼラブル)

「噫無情(レ・ミゼラブル)」は、特にアルバムでまとめて聞くと魅力が増す作品の一つですが、その中でもこの「最后のダンスステップ(昭和柔侠伝の唄)」は一曲だけを切り出して聞いても、魅力が削がれない曲の一つですね。

曲名のとおり、ダンスの様子を表すようにあがた森魚の歌声と相手の女性の歌声とが、左右のチャンネルから交互に聞こえてくる演出が面白いです。

この曲もまた、歌詞がいいですね。「あなたなんだかおセンチね」とか、きっとこのアルバムの発売当時でも歌われなかったような珍しい歌詞のはずですが、曲調とピッタリマッチしています。

キネマ館に雨が降る / 噫無情(レ・ミゼラブル)

同じく「噫無情(レ・ミゼラブル)」の名曲です。噫無情というアルバムは、映画からラジオ、そしてテレビへという昭和のエンターテインメントのプラットフォームを時代とともに辿っていく構成を辿りますが、中でも序盤の「映画」の時代を象徴する一曲です。その意味では、実はこの一曲を聴けば、アルバム全体の流れのきっかけを聞く事になるので、アルバムの流れを感じる事ができるという便利な一曲でもあります。

映画館でフィルムが回転するようなSEで始まるこの曲は、そのような意味でもアルバムを代表する曲ですし、何度聞いても飽きさせない名曲だと思います。

薄荷糖の夏 / 日本少年

こちらは「日本少年」の曲です。いかにも少年の夏の夢、という感じの曲調と歌詞と歌声でいいですねー。「少年」「夏」「海」「旅」「世界中」といった、あがた森魚的世界に加えて和風にアレンジしたジュール・ヴェルヌの世界をそのまま曲にしたような作品です。

つめたく冷やして / 日本少年

同じく「日本少年」の名曲です。夏らしい曲調でありながら、こちらは旅というよりも夏の思い出といった要素をより際立たせたような作品です。「僕はスイカ、父さんビール」など、多くの人の少年時代に通ずる歌詞ですね。(私の父親はめちゃめちゃ下戸でしたけど)

ノオチラス艦長ネモ / 日本少年 & 採光無限 / 日本少年

この2曲だけは、セットで聞きたいです。曲名からして「ノオチラス艦長ネモ」ですから、海底二万マイルの世界をそのまま描き出したような、ネモの悲しみと怒りがそのまま音楽になったような、大好きな一曲です。ベースが海底に停泊している潜水艦ノーチラス号の様子を表しているようですし、その意味ではYes”The Fish”に通ずる部分もあるように感じます。ノオチラス艦長ネモを聞いたら、この時だけは続けて「採光無限」まで合わせて聞きたいところです。アルバムで聴いてもこの二曲は続けて収録されていますので、作り手の意図としてもまとめて一曲な感じなのではないかと思います。

あがた森魚好きにもヴェルヌ好きにも強烈に愛される2曲です。


ルージュのワルツ~SMILE  / 永遠の遠国

こちらは「永遠の遠国」の名曲です。これまでは歌モノがメインでしたが、この曲はインストといっていいか微妙ですが、歌モノではありません。私はあがた森魚の事を、音で綴る映像作家だと思っていますが、この曲はサウンドコラージュという手法をふんだんに用いている事もあって、音で作られた映像という趣が特に強い作品だと思います。

曲の間に取り入れられている電車の音や映画の宣伝もいいですし、冒頭の映画の一節も素晴らしいし、終盤に取り入れられている稲垣足穂が亡くなった時のニュースの音声などもとてもいい味を出しています。

個人的には1曲だけどうしても選べと言われれば、この曲を選びます。それくらいこの曲は名作だと思います。

私のキリギリス / 永遠の遠国

相当曲調が異なりますが、「私のキリギリス」もお気に入りです。「まったく、マッターホルンなんだから」など、名ゼリフだらけの曲ですね。あがた森魚好きにしか好かれない曲だと思いますが、それでも軽めの面白い曲としてお勧めしたい作品の一つです。

パタゴニア・パンタンゴ1999 / 日本少年2000

ちょっと時代が下がって、「日本少年2000系」から「パタゴニア・パンタンゴ1999」です。

「旅」とか「夏」とか「少年」とか、「日本少年」の「2000系」としての象徴のような曲です。冒頭からテンションの高い高音のボーカルが響き渡って気持ちがいいです。そのイントロパートが終われば穏やかな船の旅のような流れに変わり、この曲もまた一曲聞くだけで数分間の旅の気分を感じられるような素晴らしい作品です。

港のロキシー / 日本少年2000

アルバムでは「パタゴニア・パンタンゴ1999」の続きに収められていて、こちらも二曲つなげて聞くともっと気持ちがいいのですが、ノオチラス艦長ネモと違って単品で聞いても素敵な曲です。また若干テーマもパタゴニアと異なりますので、必ずしもつなげて聞かなくてもいいのではないかと思います。

日本少年2000系、1枚目の序盤のピークに当たるような曲ですね。

びわの実パレード / 日本少年2000

1枚目の後半のピークはこちらでしょうか。甘酸っぱいトーンの曲を作らせるとあがた森魚は実はピカイチですが、この曲はその良さがバッチリ出ている作品です。転調した後の女性ボーカルとの歌声の重なり方とか、素晴らしいです。

あこがれそして港 / 日本少年2000

日本少年2000系でも、「びわの実パレード」の甘酸っぱさは続きます。「あこがれそして港」はその象徴のような曲です。バックでかかっているウワンウワンという音が若干うるさいところではありますが、曲調は青春カラーそのもの、「キスの事も知らずにまだ街は十六のままだった」とか、まあこれだけ甘酸っぱい感じの歌詞が次々と書けるものだと感心してしまいます。

たそがれる海の城 / 日本少年2000

2枚目の中で好きな曲がこれ、「たそがれる海の城」です。

この曲は、サニーデイサービスの曽我部恵一との協奏ですね。あがた森魚は曲のメロディーはいいのに、率直に言ってあがた森魚本人のボーカルは味がありすぎてファンでもくどいなあと感じてしまう事がありますが、そこは曽我部恵一が入っていることでますます曲の魅力が伝わりやすくなっていますから、さすがだなーと感じる次第です。

キットキット‼︎遠く遠く‼︎ / 24時間の惑星

「キットキット!!遠く遠く!!」はトヨタのCMでも使われていた曲ですから、他のものに比べるとご存知の方が多いかもしれません。ドラえもんがドコデモドアからこちらを覗いているCMでした。

メロディーメーカーとしてのあがた森魚のセンスがギラギラと光り輝く名曲です。爽やかでありながらくどいようでもあり、若干キラキラし過ぎていてグロテスクでもあるような、なんとも言えない雰囲気の曲です。

岩の上で恋をして / ピロスマニア海へ行く

「岩の上で恋をして」は日本少年2000系に入っていても不思議ではない雰囲気の曲ですね。びわの実パレードとか、あこがれそして港とか、その辺りの甘酸っぱい系の曲として、こちらも素晴らしいと思います。アルバムそのものは個人的にはそんなに好みではないのですが、この曲ばかりをリピートして聞いてしまいます。

佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど / 佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど

名盤「佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど」からタイトル曲ですね。タイトルもパンチが効いていますし、歌詞もなかなかのものです。「佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど、佐藤敬子先生の冒険物語なのです」というわけがわからない割にとても素敵な歌詞で始まるこの曲ですが、その後も「あの夏細野さんにわがまま言って、海底二万マイルのネモ船長を教えてくれた敬子先生に音楽劇を作った、1975年夏のことだった」とか、いい感じにクレイジーな歌詞が続きます。

ライブで聞いてもとてもいいそうですが、(私は残念ながら聞いた事がないのです)CDで聞いても十分その魅力が伝わる名曲です。


いかがでしょうか?

実はアルバム単位でいうと「永遠の遠国」と「噫無情(レ・ミゼラブル)」が好きなのですが、一曲ごとに見ていくと「日本少年」や「日本少年2000系」に偏って私自身が好きであるということがわかりました。

まとめて聞くと、あがた森魚のアルバムがいいことはわかっているのですが、それでも時間が足りない時もありますよね。そんな時は、個別に聞いて、その一曲ごとにあがた森魚と旅に出かけるのもなかなか良いものだなーと思いました。