こんにちは、パペロトです。
外国人と仕事をする機会が多いと、英語での会議から逃げられませんね。私も外国人と仕事のために、毎週のように電話会議を行っています。
以前は英語での会議は苦手でした。ですが、しばらく英語必須な環境で仕事を続けているうちに、なんとか会議で目的を達成できる程度には話せるようになりました。
どのようにして私が英語で電話会議できるようになったのか。簡単に紹介します。
目次
実戦でのトレーニング
英語で会議をうまく進めると言ってもいろいろなレベルがあります。
司会を務めながら、自分の狙った方向に会議を進められる、というようなレベルにはなかなかなれません。日本語でも難しいですし。
ですから、いきなり日本語でやるのと同じように会議できるようになろうとしてはいけません。
まず、実現可能そうなレベルで英語会議を進めるためのトレーニングが必要です。
しかしトレーニングと言っても、ただ一人で黙々とやるトレーニングではなかなか身につきません。英語はプレッシャーのない環境で練習しても、なかなか身につかないからです。
「つらい!」と感じるぐらいのプレッシャーの中でこそ、ようやく身につくのが英語だと思います。
その点、いい意味でプレッシャーのある「実際の会議の場=実戦」は、実はトレーニングにぴったりな場です。
さて、問題はどのように実戦の会議をトレーニングの場として活用するかです。
私がおすすめしたいのは「会議の前に原稿を作っておいて、それをいかにも考えて読んでいる風に喋る」という方法です。
おすすめの理由1:トレーニングをしながら会議が進む
実戦の会議をトレーニングに使用する以上は、仕事が進まなければなりません。
特にこちらがプレゼンテーションを行ったり、あるいは相談したり報告したりする会議であれば、話すべきことを話すしかありません。
その時、あらかじめ原稿を作っておいて、それを話せば少なくともこちらからの情報発信は完了します。
もちろん、仕事ですから相手型から質問されたり何らかのフィードバックを受けることがあるでしょう。それに備えて、会議の内容を必ず録音しておきます。そしてあらゆるフィードバックや質問を “I’ll get back to you later” で一旦はやりすごします。
後で録音を聞いて、質問等を確認してから、メールなり次回の会議などでアップデートします。その際も、原稿をあらかじめ作っておいて、話をするのです。これをずっと繰り返します。
こうすれば、実戦をトレーニングにしながらも、仕事を進めることができるわけです。
おすすめの理由2:自分が使い易い言い回しが見つかる
会議のたびに事前に原稿を用意して、それを元に話すようにすると、2回トレーニングの場が生まれることになります。
1回目は事前準備の段階です。自分が話したいことを整理して、それを英語にする時に、頭の中で英語で話をする様子をイメージしながら書かなければなりません。自分の英語力で言える範囲内で原稿を作らなければならないので、自然と自分が使い易い英語の言い回しを頭の中で繰り返すことになります。
2回目は実際の会議の場です。自分で書いて準備したものを、まるで話しているかのように話す時に、相手に伝えるためにアウトプットするという最高の練習をすることができます。実際に話してみると、話しにくい場所や、相手に伝わらなさそうな場所が見つかったりするので、極めて効果的です。
おすすめの理由3:書き言葉のレベルも向上する
もう一つのメリットは、一度原稿を作るので英語を書くスキルも向上することです。
うまく会議を進めることも重要ですが、日常的な仕事の中ではメールやその他のサービスを使って英語を書いて仕事を進める場面が多いと思います。
その時に、わかり易い英語をかけることはとても強いアドバンテージになります。
原稿を作るには、自分の持てる英語力を全てつぎ込まなければなりません。同じ言い回しを何度も使うわけにもいかないので、複数の言い回しを探して使う練習にもなります。
結果的に、英語での会議が上達するだけでなく英語で書く力も身につけることができるのです。
繰り返しやることで上達
5回10回とこの練習を繰り返していると、いつの間にか自分の使い易い言い回しが見つかったり、自然と口をついて出てくるようになります。
そうなってきたら、一度持ち帰らずにその場で考えをまとめて話してみるといいと思います。
もし途中でうまくいかなくなったら、いつもの I’ll get back to you later で逃げてしまえばいいのです。