世の中にはいろいろなマークがあります。交通標識やいろいろな製品の裏についている表示とか、それはそれはたくさんのマークが存在しています。
しかし中にはそれが何を意味するのか、わかっているようでわからないものも少なくありません。
たとえばこれはどうでしょうか。
見たことありますよね!確かに見たことはあるんですが、これが何を意味するマークか、はっきり言えなくありまえんか?
これは何かと言いますと、R100マークと呼ばれるものです。
こちらのDTP・印刷用語集というサイトの解説によりますと
R100のマークとは、古紙パルプ配合率100%の用紙(再生紙)を使用していることを表すマーク
なのだそうです。
Recycle 100%のR100を模しているということですね。数字に横線が入っているのは紙を意味しているのでしょうか?この辺りは若干不明ではありますが、色が緑色だとなるほど緑を守るってことなのねとギリギリわかるかもしれません。
つづいてこちらはどうでしょう。
(画像検索結果へのリンクです。)
これも見たことありますね!確かに見たことはあるんですが、これもまた何を意味するのか、はっきりわからなくないですか?このマークは、SGマークと呼ばれるものです。
製品安全協会という団体がありまして、そちらが作ったマークのようです。協会の説明によりますと
SGはSafe Goods (安全な製品)の頭文字を合わせたものです。SGマークは当協会が定めたSG基準への適合を当協会が認証したことを示しています。「安全な製品」の目安です。
とのことです。
なるほど、Safe GoodsのSGなのですね。昔のおもちゃ屋なんかにもこんなマークが付いていたように記憶しています。
上の二つはまだ見たことがあるものだからいいです。
では、こちらはどうでしょう。
ん?これは・・・見たことありそうでなさそうな・・・。蝶々がひらひら飛んでいるようですがなんだかよくわかりません。
これ、実は「聴覚障害者標識」というマークです。内閣府のサイトによりますと・・・
聴覚障害であることを理由に免許に条件を付されている方が運転する車に表示するマークで、マークの表示については、義務となっています。危険防止のためやむを得ない場合を除き、このマークを付けた車に幅寄せや割り込みを行った運転者は、道路交通法の規定により罰せられます。
とのこと。なるほど聴覚障害を持った方が車に貼るマークなのですね。
私は結構車に乗る方ですが、しかし道路では見かけたことがありませんでした。聴覚障害者の運転手が少ないのか、それともただ私の注意力が低いだけなのかはわかりません。
耳の形で、聴覚と蝶々の「ちょう」がかかっているのでしょうが、もう少しデザインを改善できないのかなあと思わなくもないですね。
続いてはこちらです。
これはなんとなくわかりますね。少なくとも東京ではこの1年ぐらいでかなり見かける回数が多くなりました。
このマークは「ヘルプマーク」と呼ばれるものです。
東京都福祉局のサイトによりますと、
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。
私が個人的にとても好きなマークです。まず背景にある理由にとても納得感がありますし、マークそのものもとても目立ちますので周囲の人が気付きやすいです。しかも意味合いもある程度わかりやすいものでありながら、デザインが洗練されています。
ヘルプマークに関しては、もっと普及して、多くの人がその意味合いを知るようになってくれるといいなと思います。
こうしてみると、マークにもいろいろありますし、見たことがあるものもあれば、あまり馴染みのないものもありますね。正直に言えば、そのマークが付いていてもいなくてもどっちでもいいようなものもありますが、例えばヘルプマークや聴覚障害者標識のようにもっともっと広がるといいなと思うものもたくさんありますので、また今度調べてみようと思います。
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