飲み会はイヤ!でも人間関係は大切にしたい!そんなわがままを両立させる方法

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飲み会を断りたいですか?面倒ですか?あんまり楽しめませんか?

私も全く同じ。できることなら飲み会には出たくない。というか全然飲みに行っていない。好きじゃないものは仕方がない。楽しくないことは遠ざけて、本当に楽しめることに集中するように徹底的にやりたいと思っている。

目次

仕事はきちんと進めたいし、人間関係は大切だと思っている

ところで、私は仕事は嫌いではない。仕事は第一には生活費を稼ぐため、という意識を持つようにしているけれども、だからといって手は抜かない。

というよりもむしろ、毎日何時間も仕事に費やしているので、価値のある仕事をして評価されたいし、仕事を通じてできれば社会に良い影響を与えたい。

だから、会社の飲み会はズバズバ断りまくりたいが、しかしその一方で仕事の成果は出したいし、評価も得たい。

この両立がとっても難しい。

仕事をうまく進める上で、大切なのは人間関係だ。結局これに尽きる。自分のスキルとか、姿勢とか、あるいは職場によっては長時間頑張るみたいなことがまだ評価につながる場面もあるが、すべては基本に「あの人はなんかいいよね」という個人に対する好意がないとダメだ。

好意的に受け入れられていないと、仕事で成果を出しにくいし、その成果の評価も得にくい。

つまり、社内・社外の人々と良好な関係を築いていなければダメ、ということだ。

飲み会は、人間関係を築くにはぴったりな場合が多い

さて、飲み会で人間関係を築く人は多い。残念ながらこれは事実らしい。

私みたいに飲みに行くのが好きでない人間にはなかなか受け入れられないが、実際そうらしい。

そもそも外交的な人たちは、他人とワイワイ話したり交わったりすることで、ストレスを発散するという。内向的な人はそれとは反対で、一人きりでいる時間をたっぷり持つことで、ストレスを発散するという。

内向的な人、なんと不利なことか。外交的な人はラッキーだなーと思う。しかしこれは変えられないものなので仕方がない。

そうすると、飲み会が嫌いだったり、あるいは内向的な人たちが人間関係を築こうとすると次の二択を迫られることになる。

  1. 無理してでも飲み会に行く
  2. 飲み会以外の方法で人間関係を築く

私は1は諦めた。だって、嫌なのだから。嫌いなことはできるだけ遠ざけるというポリシーを持ったからには、無理していっても仕方ない。

私自身も楽しめないし、それに加えて内向的な人は実は飲み会でそんなに良好な人間関係を築けない。楽しそうに見えないし、事実楽しくないから、お互いにハッピーな関係になりにくい。

したがって、選択肢は必然的に2の「飲み会以外の方法で人間関係を築く」だけが残る。

ではどうすればいいのか。考えられるのは次の4つぐらいかなーと思っている。実践できているものもあれば、めんどくさくて十分には行えていないものもある。でも多少意識して取り入れるだけでも、なんとか常人ぐらいのところまではいけそうだと感じている。

方法1:ランチを活用する

飲み会がダメなら、ランチを使うという手がある。

内向レベルにもよるが、夜の時間を2時間以上も飲み会に使うのは嫌だが、ランチの1時間ならそんなに苦にならない、という人はぜひランチの時間を活用すべきだ。

飲み会で二次会くらいまでやって、濃密な時間を年に2回過ごすのも良いが、例えば月に一度、合計年に12回ぐらいランチに行って話をすれば、結構それなりの人間関係を作ることはできる。負担で言えば、むしろ確実にランチの方が低い。いわばコスパがいい。

月に一度と言わず、もっと頻繁に行くことができれば、もっと効果的だ。

私は過去に、同じチームの人とほぼ毎日のようにランチに行っていた。それを3年ほど続けた。結果として、そのチームのメンバーとであれば、夜に飲みに行ってもそんなに負担を感じないくらいの関係性になれた。

別に飲み会に行くことを目的にする必要は全くないし、むしろ苦ではないけれどもその飲み会がないならないでそれも良いので弊害的な面もあるが、それを含めてもメリットの方が大きい。

いずれにせよ、ランチは時間が短い代わりに数が稼げるという素晴らしいメリットがある。

もう一つの大きなメリットは、酒が入らないことだ。酒が入るのは、良い面もあれば悪い面もある。特に飲みまくって記憶を失うタイプの人と、私のように下戸の人間が一緒に行くと、それが素敵な経験になることはまあ少ない。

相手は覚えていないのに、こちらはしっかり覚えているし、その覚えている光景も美しいものであるケースは相当レアだ。

ランチなら、こういうことはない。1時間から長くても1時間半、シラフの普通の状態でお互いに話をすることができる。そこにはアルコールによる面倒はない。

少ない負担で回数を重ねられる上に、アルコールが入ることによるリスクが少ない。ランチは飲み会嫌いの人にとっては、絶対活用すべきツールだ。

方法2:会議を活用する

続いては、仕事に直結させて会議を十分に活用する方法だ。

実はランチですら時々面倒になってしまう私は、この方法を特に活用するようにしている。

会議の開始前、会議中、会議終了後の3つのパートを意識して、私は活用している。

まず会議前。

私の場合、ちょっと早めに会議室に入るようにしている。できれば一番のりが良い。そうすると、二番目に来た人が一人きりできた場合、数分であっても二人きりの時間が作れる。

しかもこちらは一番最初に入っているので、その会議室は一瞬だけ「私の場」の空気になっている。これが大きい。

ここで、私は二番目に入ってきた人を、優しく温かく迎え入れる。それはもう極端なほどに。

これはあまり関係性が深くない人に対して行うととても効果的だ。相手も人間である。よほど社交的な強気な人でない限り、初対面の人がいる会議は多少は入りにくいものだ。

そこで優しく受け入れてくれたというファーストインプレッションを受けると、なかなか意外とこれが効果を発揮するのだ。ぜひ試していただきたい。

続いて会議中。

会議中は、きちんと話している人の意見に耳を傾けつつも、自分の意見は明確に述べる。これだけだ。

当たり前だが、この当たり前ができていない人はめちゃくちゃ多い。それをうまく使う。

自分の話を聞いてくれる人だ。しかも自分の意見を明確に言える人だ。そういう信頼できる印象を会議中に十分に作り上げる。

基本中の基本ではあるが、それをしっかりとやることが実は仕事における人間関係を作り上げる上では相当重要である。

飲み会を通じてでなければ築けない関係性も残念ながらあるが、反対に飲み会では築けない関係性を会議を通じて築けることもまた事実だ。

飲み会嫌いの人は、実はこのような正攻法の人間関係を築くこともまた重視しなければならない。

続いて会議後。ここではメールが活用できる。

例えば誰かから議事録が送られてきた場合。そしてそのメールに誰も返信していない場合。こういう時に率先して返信をする。

そしてその返信の中に、きちんと感謝の気持ちを込める。感謝の気持ちは嘘をついてはいけない。本当にこの部分はありがたいと思えることにだけ、嘘のないように触れるようにする。

だから、素早くまとめてくれたことだったり、そもそも議事録を作ってくれたことだったり、そういうことに触れることが多くなるが、それでよい。むしろそれくらいでいいと思っている。

ついでに私は、これは効果的かどうかはわかっていないけれども、そういう返信をする時に時々全返信ではなく個別返信をあえて使うようにしている。

一対一のコミュニケーションに持ち込むことが、私のような内向的なタイプには有利だからだ。ラジオは一対一のコミュニケーションを感じさせるから芸人たちが好んで使うというが、そんな感覚に近い。飲み会でどっぷりコミュニケーションしない代わりに、場面場面で一対一のコミュニケーションを取り入れられるように工夫する必要があると思っている。

だから、もしかしたら鬱陶しいと思われているかもしれないが、仕事に影響の出ない範囲で一対一のメールを多く送るように心がけている。

方法3:トイレを活用する

トイレも活用できる。

男性なら、手洗い場でもいいし、小さいほうなら横並びになっている時でもいい。

ちょっとしゃべる。定期的に、ちょっとだけでも喋る。

深いコミュニケーションではなくてもいいから、浅〜いないようで、回数を重ねる。

女性なら、化粧の時間を使えば良い。あまり面倒な愚痴に巻き込まれると面倒だが、もしそれが人間関係構築に役立ちそうなら、乗ってしまうのも手だ。

とにかく、意味のなさそうなコミュニケーションでも、回数をたくさん重ねることによって、私が苦手な飲み会的などっぷりしたコミュニケーションの代わりになるものを探さなければならない。

そのためにはトイレだって十分活用できる。

方法4:タバコを活用する

私はタバコは吸わないが、吸う人は当然活用すべきだ。

タバコ仲間は、なんだか不思議な連帯感がある。

喫煙者は特に最近はかなり疎外されていきているから、妙に仲間感を持っている。喫煙者でない人間からすると、あのおかしなレン大会がちょっと怖かったりもする。

飲み会は嫌いだが、タバコは好きだという人は、これまでももうコミュニケーションに活用しているだろうし、中には酒の代わりにタバコでコミュニケーションをとっている人もいるそうだから、引き続き活用していただくのがいいと思う。

たぶん他にも方法はある

とりあえず私が実践していたり、想像できるものを4つだけ挙げた。

でも絶対に他にもいろいろあるのだろうと思う。

飲み会のような場は嫌いでも、内向的で一人の時間をたっぷり摂らなければならなくても、主に仕事中の時間を使ってうまく人間関係を築くことができれば、飲み会を引くほど断り続けても、なんとか常人レベルに達する人間関係は築けるはずだ。

というか、飲み会なんてなくてもある程度の評価を得られるだけの人間関係は十分に作れるはずだと思っている。

だから飲み会を断っていいかと迷っているような人たちは、自分の嫌いなことを無理にしなくてもいいから、どんどん断りまくればいい。

断りまくって、あの人は飲み会には来ないというレッテルを貼られた上で、でもコミュニケーションはとれる人だという良い評判を作れば良いのだ。

そのための工夫を、私は今後もしようと思う。

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