松岡修造ネタはデスブログネタと同じタイプのイジメ

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「松岡修造がいるところは、気温が上がる」という冗談(としておく)はもうやめにしよう。これはネット上でやっているイジメでしかない。ことが大きくなる前に、ストップすべきだ。

かつてデスノートが流行っていた頃に、「デスブログ」という名でタレントの東原亜希が同じようにいじめられていた。こちらは明確な悪意を持ってネタにされていたので、誰の目にもイジメであると容易にわかったし、だんだん続ける人が減っていった。

一方松岡修造の件は悪意が必ずしも目に見えているわけではなく、むしろその松岡修造の熱っぽさが日本列島にいい意味で熱を連れてくるのだ、というちょっといい話に見せかけながらイジメが行われている点がもしかするとむしろ厄介で問題があると言えるのかもしれないと思う。松岡修造は確かにその暑苦しさで売っている面がある。インタビュー等を見ると当然ながらただの暑苦しい人ではなくて、相当知的であり冷静な人であることは明確だが、おそらくメディアの世界で生き抜いていくには多少のキャラクター付けも必要なのだろう。彼の方でもその熱っぽさをギャグ的に利用しているところは当然ありそうだ。

だからと言って、彼がやってくるところは暑くなる、というネタにし始めるとちょっと様子が変わってくる。

なぜなら暑すぎる場所では、人は病気になるし、場合によっては死んでしまうからだ。ネタにしている人は、松岡修造が誰かを本当に傷つけたわけではないし、誰かを死なせたわけではないということなど当たり前で、間に受けるほうが悪い。そう言うだろう。では当の本人はどうだろうか。もちろん自分のせいではないことは明白だ。しかしそれでもなお、自分がどこかに行くとそれが厄災につながると冗談であったとしても言われることは決していい気持ちがすることではない。最初のうちは冗談と受け取れたとしてもそれがもし今後もずっと続けられるのであるならば、それはだんだん冗談ではなくなってきてやがて自分がどこかに行くことを嫌がる人が出てくるのではと疑い始める可能性だってあるだろう。

松岡修造は、この件でバカにされているわけではない。わかりやすいイジメの構図を見せてもいない。だがわかりにくいというだけで、やはりこれはイジメの一種である。どうしてもやめられない人も出てくるかもしれないが、止められる人から順にストップしていって、受けないネタに徐々に変わって行き最終的には誰も口にしなくなることを祈っている。

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