ヒロシマチェアレビュー 座り心地はいまいち

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マルニ木工のヒロシマチェアを2019年に購入した。2022年現在もまだ使っている。

Hiroshima Chair

ビーチのオイル仕上げ。ずいぶん迷ったが、勢いもあって購入した。

この椅子、見た目だけでなくその座り心地がかなり高く評価されている。実際のところはどうだろうか。

結論から言うと、座り心地は過大評価だと思っている。確かに見た目は素晴らしい。部屋にあると格好がつく。しかし座り心地は、決して良いとは言えない。むしろ悪い。

買った当初はとてもうれしくて感動していた。マルニ木工からダイレクトに買おうとはじめは思っていたところ、無印良品にも取り扱いがあることを知り良品週間に購入。10パーセント引き。マルニ木工で買うと新品はそんなに安くしてもらえないので、無印で買うのがおすすめ。渋谷店や、銀座の旗艦店にも取り扱いがありそうだけれども、ぜひご自身でお調べ下さい。

価格は102,000円の10パーセント引き。私にとっては安い買い物ではない。

安い買い物ではないのに、冒頭に書いた通り座り心地が微妙なので、購入後しばらくは結構後悔していた。今も若干他のにすればよかったかなと思っている。今とはなっては仕方がない。

買う前にさんざん試しに座ってみたにもかかわらず大変に残念な結果だ。

どこに問題があるかというと、それは座面の高さだ。私は身長170センチで、足が長い方ではない。そうすると、座面がやや高く感じる。

座面が高いだけならそれほどまでには問題はなかったかもしれない。座面が高くても座り心地がいい椅子はたくさんある。しかしヒロシマチェアはそうではない。私が思うに、ヒロシマチェアは座り心地にもこだわっているのだろうけれども、それよりもむしろ見た目にとことんこだわってデザインされている。デザイナーやメーカーは、いや座り心地にも同じくらいこだわっている!というだろうが、ユーザーとしては否定したい。

特に問題なのは、座面前側の角の部分である。座面の太ももが当たるところだ。ここが極めて鋭く仕上げられているのだ。上の写真をご覧いただくとわかると思う。直角よりも鋭角。丸く削られておらず、尖っている。

長く座っていると、この部分が太ももの裏側に刺さる。短い時間だけ座るなら、問題ないのかもしれない。しかし我が家はソファをなくしてダイニングで長くすごく暮らしを選んだので、この椅子に長く座ることになる。(その後ソファーを買いました。すみません。耐えられませんでした。)長く座れば座るほど座面が私の裏腿を突き刺してくる。最初の日などは裏腿の筋のところに青あざができるほどだった。

座り心地を十分確かめて買ったつもりだったのに、高い椅子なのに、いざ座ったら裏腿に青あざができるとは・・・。

おとなしくYチェアにしておけばよかった。そうも思ったがもう遅い。買ってしまったのだからなんとか付き合わなければならない。とりあえず今の所はイケアで買ったクッションを乗せてしのいでいる。かっこいい椅子を買ったのに、それにクッションを乗せて座らなければならないとは情けない限りではあるが、座ってご飯を食べたり本を読んだりしたいので我慢して座っているし、そして今こうしてパソコンを開いてこの文章を書いていたりしているのだ。

今から購入を考えている方へ。長時間座る予定なら、張り座をぜひ検討していただきたい。座面も柔らかいし、角の部分も裏モモを痛めないし、きっと幸せな椅子ライフが過ごせるだろうと思う。板座はやめておくことをおすすめする。とても強く・・・。

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