中古マンション

「やりすぎ」なリノベ中古マンションは、売りにくくなる!

売れないリノベマンションは、何かをやりすぎている

中古マンションには、売り出されるとすぐに売れてしまう瞬殺物件と、ずーっと売れずにいる物件とに分かれます。

売れない物件の中には、古くてボロくて手を加えるのが大変そうな物件もあれば、反対に綺麗にリフォームされていい感じにお化粧してもらっている物件もなかにはあります。

いい感じに綺麗にしてもらえれば、売れそうなものですが、実際はそれでも売れない中古マンションというのが残念ながら存在します。

そのようななかなか売れないリノベ物件は、どうやら大抵の場合どこかで「やりすぎ」ていることに気づきました。

何をやりすぎてしまうと、リフォーム物件が売れなくなってしまうのか。探ってみます。

前の家主の個性を光らせすぎ

最初のやりすぎは「前の家主の個性を光らせすぎ」です。

駅からも近い、築年数も古くない、価格もまあ納得感がある、それなのになぜか売れてない、という物件に多いのがこれです。

なぜもっと普通の状態にしておいてくれなかったんだ・・・と頭を抱えてしまう物件も多数あります。

たとえば私が内覧した物件の例です。

とてもおしゃれな感じの人がリフォームした中古マンションでした。駅からは徒歩2分。すぐそばにスーパーがあり、便利でありながら、騒音はない。築年数もそれほどでもなく、価格もまあ悪くない。それなのに売れていないのです。

なぜこの条件でなかなか売れていないのか気になり、私は内覧することにしましたが、入ってみて気づきました。

家主のオシャレな趣味が反映されすぎているのです。

壁紙は部屋ごとにすべて違っていて、しかも青や黄色という強い色ばかり。キッチンも青い花柄のタイルが敷き詰められた、かなりオシャレなもの。しかも高さは90センチの高さにしてあります。

ただ、この辺はまだ後から好みで手を加えられる部分なので良いのです。

問題は間取りを変えてしまっていることでした。

特に問題なのが靴箱です。

その方はとにかく靴が好き。大量に靴を持っていて、何しろ数が多いらしいのです。そのため、普通の靴箱のサイズでは到底収まらない。

そこで、まず靴箱の横幅を大きく拡大していました。もとは1メートルくらいの幅だった靴箱が、幅2メートル以上のものになっているのです。それだけならまだしも、その拡大した靴箱の裏側に位置する部屋の壁を内側にずらして、靴箱の奥行きを2倍に増やしていたのです!

その結果、たしかに靴箱の容量は膨大になっています。その反面廊下は圧迫感が出て、さらには靴箱に押されて裏の部屋が1つ狭くなってしまっていました。

これでは売れないのではないかなあ・・・と感じました。

そしてしばらく経ってのちもやはり売れ残っていました。売れるまでには何ヶ月もかかったようでした。

教訓:売るつもりが少しでもあるなら、リフォームする際には個性の光らせすぎに注意!

付加価値を出そうとしすぎ

続いては、特に不動産屋がリフォームするときに起こりがちらしいケースで、「付加価値を出そうとしすぎ」な例です。

中古マンションが敬遠されがちなのは、やはりその古さだったり、設備の不便さなどによります。新築のことが大好きな日本人ですから、中古マンションであっても少しでも綺麗で新しいものが欲しい!と願うのは自然な話です。

そこで不動産屋も、特に古くてテコ入れが必要と思われる物件には、かなり力を入れてリフォームしようとするようです。

スケルトンにした上で、壁紙も建具もすべて新品にし、しかもフローリングも無具材を使ってみたり、ヘリンボーンにしてみたりと、いろいろやるのです。

さらに壁はエコカラット、トイレも風呂も最新型のいいやつ、建具もどこかのかっこいいものです。

その結果、この築年数の物件でこの価格になるの?と素人的には頭を抱えてしまうようなリフォームマンションができあがるのです。

いや待てよ、これはこっちが素人だからわからないだけで、きっとこれでも売れるに違いない。自信があるからこんなリフォームやってるはず!とか思ってると、案の定売れません。

中古マンションは中古マンションなので、新しさはとりあえず二の次というお客さんも最近では増えてきているように想像します。ですから、過剰な新しさや新機能をつけることで付加価値を無理に持たせようとしないほうがいい場合も結構あるんじゃないですか?と思うのです。

教訓:付加価値のつけすぎには注意!

コストを抑えようとしすぎ

最後は反対に「コストを抑えようとしすぎ」な物件です。

「安けりゃいいんだろ安けりゃあ!」と言わんばかりに安物の建具やフローリング、壁紙を導入して売ろうとしている物件にもお目にかかりました。

たしかにコスト第一に考えるのが中古マンションを探す人たちではありましょう。それは否定しませんが、でも幾ら何でもこれは夢なさすぎるんじゃない?という物件に仕上がる場合があるようなのです。

中古マンションでも大きな買い物ですし、多少は夢を見たいのが購入者の本音です。

安けりゃいいだけでリフォームせずに、要所要所は素敵な感じに仕上げてもらえると、物件もびたっと張り付きて身動き1つしないような状況から逃げられるのではないか、と思うのです。

教訓:中古マンションだからって、多少は気を使ってリフォームしてあげよう

リフォームには注意しつつ、価値をあげましょう

リフォームは上手くやれば当然ながら中古マンションの魅力をアップさせるものです。
これからは新築だけでなく中古マンションも見直されるべき時代です。どんどん魅力的なリフォームによって中古マンションを楽しめる人が増えればいいなと思います。

ルーフバルコニーつきの家にあこがれる!

マンションを探しているときに、ルーフバルコニーつきの物件に出会ったことがあります。

あまり広くない物件でしたが、かろうじてリビングにつながっているルーフバルコニーのおかげで実際以上に広々と感じる物件で、かなり気に入りました。
しかしその物件はルーフバルコニー以外の条件が悪くて、結局購入するには至らなかったのですが!ルーフバルコニーの魅力に気づくには十分でした。

実際に私たち家族が購入した物件は、ルーフバルコニーのない中古マンションで、広さや築年数はその物件と同じくらい。でも駅からの距離がかなり近かったり、地盤や土地柄もちょっと良くなる物件だったので満足しています。

ただ、それでもルーフバルコニーっていいなあ、と思うことがあるのです。

広い部屋だと錯覚させられる

ルーフバルコニーが羨ましくなるのは、部屋が広いと錯覚させる効果があるからです。

この効果を得るにはリビングとルーフバルコニーがつながっていることが条件になります。もしこの条件に当てはまるルーフバルコニーなら、本当に最高ですね。

実際のところ、ルーフバルコニーにはたいした使い道はないはずです。規約で大抵の場合は設置できるものが細かく指定されていますし、使用に当たってもいろいろとルールがあります。

正直、ルールを無視して物置を置いたりプールを出したりしている家も多いのですが、本当はNGです。

ですから、日頃の生活の中で何かに役立つかといえばあまり役立たないのですが、ただ一つ、視界が広がり部屋が広く感じる、という効果だけは絶大です。

使い道が少なくても持っている空間がたくさんある、という感覚

広さを錯覚するのは、たとえ使えなかったとしても自分が保有している空間がもう一つある、という感覚によるところもあるとも思います。

ルーフバルコニーは共有部分にあたりますから実際には個人の持ち物ではありません。それでも自分達しか使えない専有部分であるため、感覚的には所有しているのと同じであるはずです。そもそも普通のバルコニーも同様に共用部分なので、それと同じ感覚になると思います。

さて、この「外に余分なスペースを持っている」というところがミソです。占有面積は限られていても、自分達だけが使える共有部分があり、そしてそれがリビングから見える位置にあることさは、心に大きな余裕を生むのではないかと思います。

特にわたしは、同じ費用を払うなら、「広いけれど不便な家」よりも「狭いけど便利な家」を選ぶべきという考えの結果、狭い家に暮らしています。

家は狭いほうがいい面もある、という方がいますが、それは半分は本当ですが半分は嘘です。費用の面では確かに狭いとメリットがあります。一方で費用の面以外にはそれほど大きなメリットはなくて、常識の範囲内であれば家は広いほうがいいです。

そのとき、ルーフバルコニーつきの物件はどういいのかというと、ルーフバルコニーなしの物件よりは多少値段が上がりますが、それと同じ面積を室内に持とうとするよりもはるかに安い価格で持つことが可能です。

同じ合計100平米の家なら、室内のみで100平米の家と比べて、室内60平米+ルーフバルコニー40平米の家の方が、一般的に安くなります。

あくまでバーチャルな広さになりますが、占有面積100平米がより安い価格で手に入れられることになるわけです。

ルーフバルコニーつきの物件にあこがれる!

要するに、広く感じられそうだから、ルーフバルコニーにわたしは憧れてしまいます。

使い道はあまりなくても、多少の月額費用の上乗せがあっても、費用対効果からいえば結構なお買い得品だと思うのです。そもそもルーフバルコニーつきの物件には希少価値もありますから、売却時にも役立ちます。

というわけで、結構気に入った物件にルーフバルコニーがあったという場合は、もしかしたら滅多に出会えない物件かも・・・と思っておいた方がいいかもしれません。

そしてルーフバルコニーつきの物件に住んでいるという方。
大切にしてあげてくださいね!

プリンターを捨てるか迷ってるいる人へ。

プリンター

私のように狭い家に住んでいると、必要のないものはどんどん捨てていかなければなりません。

例えばソファー。ソファーのあるリビングは気持ちの良いものです。あれば居心地良いものではありますが、実際のところ狭いリビングにソファーを置いてしまうと途端に狭くなってしまいます。なのでソファーは捨てました。

あるいは紙の本やCD、ブルーレイのようなメディア。これらは不思議なもので、買い始めると仲間を呼ぶように無限に増えていきますね。1つ1つは小さくても、積もり積もって広いスペースが必要になりますので、電子書籍やオンラインサービスにできるだけ切り替えてメディア関係のものもかなり捨てました。

こうやってどんどんモノを手放していった私ですが、やがて目をつけたのがプリンターでした。

コピーとスキャン機能がついたプリンターを持っていたのですが、これは果たして必要なのかと思ったのです。使用頻度とか、代替手段とかを考えると、プリンターがなくても全然やっていけるんじゃないか、という思いはすぐに大きくなり、思い立って次の週にはプリンターを粗大ゴミとして出してしまいました。

結論:プリンターがなくても、(滅多に)困ることはないです

プリンターを捨ててからもう2年近く経ちますが、プリンターがあればなあ・・・と思うことはほとんどないです。(ほとんど、なので!ごくごく稀にはあります。どんなときにプリンターがあればと思ったかは、最後に書きます)

大丈夫だった理由1:コンビニでかなりいけます

まず大きいのがコンビニの存在です。私の家の近くにはセブンイレブンがありまして、セブンイレブンのコピー機は、ネットプリントに対応しています。このコンビニのネット対応プリンターがなかなか優秀です。どう優秀かというと、とりあえず使い方に困ることがないし、必要なことはたいていできるという点で優秀です。

PCはもちろん、スマホ用のアプリがあることもポイント高いです。画面はこんな感じです。

ネットプリントアプリ

ネットプリントのiPhoneアプリです。

機能としては、

  • フォト用紙にプリント
  • 普通紙/はがきにプリント
  • ウェブページをプリント
  • テキストをプリント
  • 他アプリからプリント

という具合に、プリントに関してはほとんどのことがアプリ上で行えます。ですから私の場合はそのようなことをする機会は少ないのですけれども、例えば外出先でスマホで写真を撮影しそれを自宅に帰ることなく近くのセブンイレブンにアプリからプリント予約して帰りに受け取るということも簡単にできます。同じようなことがパソコンからでも当然できますので、ノマドな働き方をしている人などには利用者が多くいると思います。

また、ネットプリントは普通のコピーよりも高い値段が設定されていますが、初期費用などはかかりません。ですから、少量の利用であるほど、運用コストを低く抑えることができるようになります。

大丈夫だった理由2:そもそもプリンターの使用頻度が低いです

私の場合は、そもそもプリンターの使用頻度が極めて低かったことも大きなポイントでした。プリンターを捨てた年は、年賀状を印刷するために使用しただけなので年に一度です。しかも一年ぶりに使用したのでプリンターの調子が悪くて、たしか馬の絵を使ったのですが黄緑の馬になってしまったのを覚えています。

コピーやスキャン機能はもしかしたらもう少し高い頻度で使ったかもしれませんが、それでも年に片手で十分数えられる程度です。

その程度であれば近所のコンビニに行くことは全く苦痛ではありません。というわけで、滅多にプリンターを使う機会がなかったことも、プリンターを捨てて問題が起きなかったことの大きなポイントでした。

大丈夫だった理由3:スペース面でのリターンが大きかったです

これは必要なときにはコンビニまで行くぞ!と自分を納得させる意味で大丈夫だった理由にしたのですが、たかがプリンターと思えど、プリンターを捨てることによって得られたスペースは、狭い家に暮らす私にはとても大きなリターンでした。

プリンターそのものは、プリント専用のモノクロのものを選んだりすればそれほどの大きさではありませんが、スキャンやコピー機能付きのものを買うと案外たっぷりスペースが必要になります。
加えて印刷用紙も必要になりますし、必要なときに使おうと思ったらある程度出し入れしやすい場所にしまっておかなければなりません。

毎日使用するなら思い切っていつも使える場所に置いておいてもいいのですが、例えば月に一度くらいの使用頻度なら、使いやすい場所に設置してしまうとその場所が月のほとんどの日数でデッドスペースになってしまいます。

というわけで、たかがプリンターですが、その分の場所を用意しておかなくても良いというメリットがあるおかげで、必要なときにコンビニに行くことが全く苦にならなかったということで、これも重要な点でした。

プリンター持ってれば!と思った例:大雨の日の翌日にコピーが必要だったとき

この2年くらいを考えてみると、プリンターがなくて困ったということは本当にほとんどないのですが、唯一あったのがどうしても次の日に必要な書類のコピーがあるときに、暴風雨に見舞われたときでした。

傘をさしても腰から下はずぶ濡れになる雨の中なので、近いといってもコンビニに行くのが辛かったです。書類を濡らすわけにもいかず、かといって次の日にずらすわけにもいかず、この日ばかりは「プリンターがウチにあったらなあー!」と思いました。

コンビニが近くて、利用頻度が低くて、プリンターが邪魔だなあと感じるなら、多分バイバイしてOKです

もしコンビニが近くにあって、しかもプリンターとかコピーとかスキャナーとかの使用頻度が低くて、さらにプリンターってなんか邪魔だなあと感じているなら、多分ですがプリンターを捨ててしまってもなんとかなります。

同じ「ルーフバルコニー」でも良し悪しがあるのをご存知ですか?

こんにちは、ペパローです。

ルーフバルコニーは、魅力的な付加価値ですよね。ルーフバルコニーがあると日々の暮らしが楽しくなりますし、人気がある設備なので物件を売却するときには高い値段で売れるかもしれません。

一方で、実は一口にルーフバルコニーと言っても、いいルーフバルコニーとイマイチなルーフバルコニーがあるのをご存知ですか?どのようなルーフバルコニーが特にいいのか、その違いや条件について考えます。

そのルーフバルコニーは、どの方角を向いているか?

1つ目の大きなポイントは、ルーフバルコニーの方角です。

マンションのルーフバルコニーの多くは、あえて作ったものではなく、構造上仕方なく出来上がったというものが多いのが実情です。
ルーフバルコニーが作られることになる理由として、最も多いのは「斜線制限」でしょう。お隣の建物の日当たりを維持するための日照権を守るために、マンションの上部を斜めに切り取らなければならないケースはよくあります。

斜線制限対策で斜めに切り取る場合、切り取られる方角はたいていの場合北側です。ですから、斜線制限を北側斜線制限と呼ぶこともあるようです。

さて、この切り取られた部分ですが、ほったらかしにしておいてももったいないです。そこで出てくるのがルーフバルコニーです。下の会の天井部分をバルコニーにすることで、北側にルーフバルコニーを作るのです。
ルーフバルコニーつきの物件を探してみると、たいていの場合は北向きであることがわかります。つまり、ルーフバルコニーを作るためにあえて作られたものではなくて、北側斜線制限に対応する上での副産物的に作られたものが多いということです。

たいていの場合北側に作られるルーフバルコニーですが、残念ながら北側に作られたものはイマイチなルーフバルコニーと位置付けざるを得ません。

南向きのルーフバルコニーは暑いという声もありますが、それは贅沢な悩みです。もっとリアルな悩みは、せっかく広いルーフバルコニーがあるのにたいして日が当たらない!というものでしょう。 ルーフバルコニーそのものが、私自身は高い価値を持つ設備だと考えていますので、北側のルーフバルコニーが全くダメとは思いませんが、他の方角を向いているものと比較すると、厳しい面があるのは間違いありません。 ルーフバルコニーは南向きであることが大切

そのルーフバルコニーは、どの部屋に面しているか?

続いて大切なのは、ルーフバルコニーが面している部屋の種類です。

もしルーフバルコニーつきの物件にお住まいでわそのルーフバルコニーがリビングにバッチリ面しているという方は、もう完璧に当たりですね。それは素晴らしいルーフバルコニーです。

もしそのルーフバルコニーが、滅多に使用しない納戸とくっついているのであれば、それは残念ながらイマイチなルーフバルコニーかもしれません。

ルーフバルコニーは、実際使い道がたくさんあるかというと、ほとんど実用的ではないというのが一般的に言われていることです。それでもルーフバルコニーがあると評価が高くなるのは、部屋からの眺めに大きく影響を与えるからです。

たとえばそのマンションのすぐ隣に別の建物が建っていたとしても、ルーフバルコニーがあればその空間が空きスペースとなって眺望を少しよくしてくれます。最も長い時間を過ごすことになるリビングにルーフバルコニーがつながっているということは、部屋からの眺望をレベルアップしてくれることになるのです。

反対にいえば、実用性はそれほどではないので、眺望レベルアップの恩恵を受けられなければルーフバルコニーの良さを完璧には味わいにくいということになってしまいます。

ルーフバルコニーはリビングとつながっていることが大切なのです。

そのルーフバルコニーの下にあるのはどんな部屋か?

ルーフバルコニーのある物件はどう使うか夢を見させてくれるものですが、先に書いた通りたいした使い道があるものではないのでそこまでバラ色な生活が待っているわけではありません。

実際はむしろ、日常的な悩みが付きまとう代物です。特に問題になるのが、階下への音漏れです。 ルーフバルコニーは、言ってしまえば下の階の天井です。天井の上を歩けば、その足音は当然ながら下のフロアに伝わります。頑張って防ごうとしても、バルコニー用のサンダルで歩けばパタパタと音がします。プールを出して子供を遊ばせれば、ドンドンバシャバシャ音がします。ペットを遊ばせても同じです。 ルーフバルコニーはたいていの場合その下に他のお宅があるわけですから、音の問題からは根本的に逃げることは不可能です。

ただし、下にある部屋の種類によっては、多少は問題が緩和される場合があります。たとえば下が主寝室に使われる部屋であれば、ルーフバルコニーを使うであろう日中は下の部屋は使用されていないでしょう。もちろん階下の住人がどのようにその家を使うかによりますが、ベッドルームになりそうな部屋がルーフバルコニーの下にあるのなら、そのルーバルは当たりです。

反対にリビングであれば、それは残念ながら満点ではありません。音に関しては常に注意して使用しなければならないでしょう。 とはいえそもそもそれほど使い道が豊富な設備ではないのですから、南向きでリビングに面しているようなルーフバルコニーなら気にする必要はないと思います。

ルーフバルコニーの下がベッドルームなら最高ということになります。

 

これらのすべての条件を満たすルーフバルコニーなんてそうそうありませんし、そもそもルーフバルコニーそのものがかなり稀少性のある設備です。

なので、ベストなのは南向きでリビングに面していて音の問題も心配いらないルーフバルコニーですが、もしルーフバルコニーつきの物件が見つかったらとりあえずはいろいろな条件は無視して前向きに検討することを強く強くおすすめいたします!

狭い家の4つのメリットと4つのデメリット

こんにちは、ペパローです。私は狭い家、よく言えばコンパクトな家に住んでいます。

最近ではコンパクトな家をあえて選ぶ人が増えつつあるそうです。本当か疑わしい説ですが、私自身もその1人なので案外本当かもしれません。

「あえて」と頭に着くくらいですから、コンパクトな家にはデメリットがあるはずです。実際狭い家・・・ではなくコンパクトな家で暮らしてみるとデメリットはあります。その一方で多少のメリットもなければ、選ぶ人は少ないと思います。実際メリットもあります。

いろいろな説がありますが、私にとってはこれしかないというメリットとデメリットについて書いてみました。特殊な内容ではなく、多くの人に共通するポイントばかりだと思うので、参考になればと思います。

コンパクトな家のメリット

購入価格が安く済む

何よりもまずあげなければならないのが、購入にかかる初期コストが安く済むことです。

例えば、最寄り駅が同じ、駅からの距離も同じ、築年数も設備ランクも学区も地盤も全て同じだった時、「広さに余裕がある家」と「コンパクトな家」とを比較すると、間違いなく購入価格はコンパクトな家の方が安くなります。

家に関しては、一般的に大きい方が良いとされています。もう価値観として古くさいのではないかと思えますが、未だに根強いものがあります。ですから、狭い家よりも広い家の方が一般的には人気があり、その結果価格も高くなります。

また、当然ではありますが小さな物件と比べると大きな物件の方が、建てるための資材も人件費も多く必要とします。結果として大きな家と比べると、コンパクトな家の価格のほうが安くなります。これは中古でも新築でも基本的には同じです。

メンテナンスコストが安い

続いての大きなメリットは「メンテナンスコストが安いこと」です。

マンションは、というか住宅はどれも修繕が必要です。室外だけではなく、室内も、たとえばフローリングや壁紙も古くなれば交換が必要ですし、建具も数十年に一度は交換しなければなりません。壁や床の面積が広ければ広いほど、手を加える際にかかる費用は上がります。建具もその数が多ければ多いほど、交換や修理にかかる費用は上がります。

また、メンテナンスに含まれるのは修繕だけではありません。メンテナンス、つまり意地ですから、ここには日々の掃除も含まれます。広い家よりもコンパクトな家の方が、掃除にかかる手間や時間、必要な道具や電気代も、広い家と比べると少なくて済みます。

したがって、コンパクトな家の方がメンテナンスコストはお金の面でも手間の面でも少なくなります。購入費用(初期費用)が安く済むことも重要ですが、長期的に見ればメンテナンスコスト(維持費用)が安く済むことはそれと同じくらい大きなインパクトがあります。

設備コストが安い

続いてのメリットは「設備コストが安い」ことです。

小さな家は広さで劣りますが、それが家に必要な設備のことを考えた際にはメリットにつながります。

ここで言っている設備が何かといえば、たとえばエアコンです。広いリビングとコンパクトなリビングでは、適切なエアコンのパワーは異なります。広いリビングの方が、よりパワーのあるエアコンが必要です。狭い部屋用のエアコンと比べると、広い部屋用のエアコンのほうが本体価格が高いですし、運転コストも高くなります。コンパクトなリビングであれば、エアコンにそれほどのパワーは必要ではありません。したがって初期費用も運用費用も安くなります。また、各部屋にエアコンをつけるとなると、部屋数だけエアコンを購入することになりますが、コンパクトな家は部屋数も少なくなりがちですから、ここでも初期費用にも違いが出てきます。

あるいは空気清浄機を考えた場合も同様です。花粉症の方や、幹線道路沿いにお住いで空気の汚れがきになる方には必需品ですね。

空気清浄機もエアコンと同じで、広い部屋よりコンパクトな部屋の方がパワーを必要としません。したがって、小さな空気清浄機で十分です。また、部屋ごとに空気清浄機を置くなら、部屋数が多ければ多いほど購入費用も運転費用もかかることになります。

これ以外にも、除湿機や照明といった設備に関しても全て同じで、部屋数が増えたり広さが広くなるほどかかる費用は上がります。小さな家であれば、この設備にかかる費用の面で安く済むことになります。

光熱費が安い

最後のメリットは「光熱費が安いこと」です。

コンパクトな部屋は、冷やすにしても温めるにしても、広い部屋に比べて効率的に行えます。電気代やガス代が、その分だけ安くつきます。

また、微々たるものかもしれませんが、掃除機をかける時間が短くなり、その分の電気代も抑えられます。

 

こうして考えると、コンパクトな家のメリットは「コスト」に関わるものばかりですね。

でも、単純ですがコストメリットがあるというのは相当のインパクトがあります。同じコストで広さを捨てるだけでその他の条件が良い物件を購入できるからです。

広さを捨てて駅近を取るとか、広さを諦める代わりに内装を良くするとか、いろいろな選択肢が出てきます。広さを大切にしすぎるばかりに快適さや便利さを捨ててしまいかけている人には、狭さ・・・ではなくコンパクトさが生みだすコストメリットの価値を見直してみることをオススメします。

 

・・・が!!!コンパクトな家、あるいは「狭い家」には、それだけのデメリットもあります。これをしっかり認識せずに狭い家を買うと大変な目にあうこと間違いなしですから、きちんと考えておくことが大切です。

コンパクトな家のデメリット

インテリアの制限

初めのデメリットは「インテリアに制限が発生すること」です。実際狭い家に暮らすと、自由にインテリアを選んだり、家具をおいたりすることは簡単ではなくなります。

なにしろ狭いので、大きな家具は置けません。代表的なものでいうと、ソファーです。我が家では真っ先に家から追い出された家具がソファでした。あいつはいい奴なのに。

ソファが邪魔

ソファがまるで家主のようになります。

また、テレビの大きさ、テーブルの大きさなど、あらゆる家具の大きさに制限が出ますし、ピアノなども場所を取りますので置き方に工夫が必要になります。

さらに、部屋が狭いということは、壁の面積が狭くなることも意味します。ですから、壁に絵を飾りたいとか、その他の装飾を施したいと思っても自由にはできないことが多々あります。プロジェクターで白い壁に映画を写そうとか思うと、大して大画面にならないなんてことも起こり得ますのご注意ください。

収納力の制限

続いてのデメリットは「収納力に制限が出ること」です。家が小さくなれば、それに合わせて必然的に収納力も低くなります。

家がそもそも広くありませんので、基本的にはあらゆるパーツがそれに伴って狭くなります。狭い家に広々したウォークインクローゼットがあるケースは少ないですし、靴を入れる収納もギリギリだったりします。

キッチンも狭かったりします。食器をたくさん持っていたりとか、調味料や保存がきく食材が多い家庭では、その類のものがキッチンでは収まらずリビングに侵入してしまうかもしれません。

服も同じです。普通のクローゼットで収まりきらなければ、タンスなどが必要になりますが、かといって部屋そのものも狭いので、タンスを置く場所もなく、どうにも服が収まらなくなってしまう可能性もあります。

人数の制限

次のデメリットは「人数に制限が出ること」です。

まずはその家に住む人数に制限が出ます。我が家は3人家族で2LDK、57平米の家ですが、4人で暮らすのは難しいと感じています。子どもが小さければまだしも、高校生や中学生の子どもが中高生ぐらいになると、息も詰まりますし容積も収まりませんし、破裂してしまう気がします。

それに加えて、来客に関しても大幅に制限されます。両親が泊まりに来たいと言ったとしても、ゲストルームがないマンションの場合は受け入れは難しいです。近くにホテルを取ってもらう必要があります。友達を呼んでホームパーティしたいという方も要注意です。かなり密着感のあるパーティになってしまいます。仲良くはなれるかもしれません。

間取りの制限

最後のデメリットは「間取りの制限」です。狭い家は間取りも自由には行かなくなります。たとえば、55平米3LDKとなると、一部屋一部屋がかなり狭くなってしまいますので、このような物件はあまり見かけません。60平米前後であれば2LDKが主でしょう。たまに1LDK+Sという物件もありますね。

ですから、狭いと思った間取りや必要な間取りが得られないこともあり得ますので要注意です。

 

どうでしょう。コストのことばかりだったメリットに比べると、デメリットはずいぶんと種類が豊富な感じがしますね。狭いととにかく制約がたくさん生まれます。

私はこれを知った上でコンパクトな家を選びました。それは広さを捨てて、時間を取り戻したかったからです。

人によって大切にしたいことは異なりますが、個人的には広さにこだわらずに他の要素を同じコストで得るという選択肢も悪くないと思っております。

落とし穴多い・・・初めての居住中の中古マンション内覧での失敗を紹介します。

こんにちは、ペパローです。

中古マンション探しの旅は、永遠に続くかに思える内覧の旅でもあります。物件検索サイトで発見して、Googleマップで調べて、不動産屋さんから物件資料をもらって、そしていよいよ内覧となりますが、なかなか一回で終わりとはいきません。中古マンション探しのゴールは、度重なる内覧という困難を潜り抜けなければ、たどり着くことはできないのです!

立ちはだかる内覧

立ちはだかる内覧

たくさんの失敗を経験しました

特に売主さんがまだ引っ越していない、居住中の内覧は役に立つ情報がいっぱいです。ネットや空室になっている物件の内覧では得られないメリットがたくさんあります。居住中物件の内覧を避けてしまう方もいらっしゃるようですが、もったいない!絶対に積極的に居住中物件は内覧しましょう。

ただ・・・最初は失敗してしまうかもしれません。私自身もそうでした。初めてだと、どうしても緊張してしまうのです。販売中の物件とはいえ、知らない人の家に上がりこんで、リビングだけではなくてキッチンにトイレに風呂に収納にと、普段は自分の家以外であれば見ないような場所ばかりを順番に見ていって、品定めをしなければならないわけですから、気兼ねをしないわけがありません。

その結果、内覧に行く前は「これとこれは必ず聞いたり見たりするぞ!」と決めていても、それがまるごと抜けてしまったりするのです。

私の失敗、5つ

さて、私の失敗たちです。

道に迷って大幅遅刻

スタンダートな失敗で、普通はやらなさそうなことをやってしまうのが、初内覧というものです。「道に迷って大幅遅刻」です。

前の日に駐車場もあらかじめある程度探しておいて、そこからの道順も調べておきました。準備をバッチリにしておくのが、できる大人というものですよね!不思議なのは、それでも道に迷ってしまうことです。

その日は暑い日で、おまけに物件のあるエリアは高台かつ急坂のアップダウンがあるところだったので、道に迷ったことに気づいてから正しい経路に復帰するのに時間もかかってしまい、売主さんと不動産屋さんに随分迷惑をかけてしまいました。

スリッパ忘れて靴下のまま上がる

そもそもスリッパは不動産屋さんが用意しておいてくれるもの、という思い込みがあって、やらかしたのがこちらになります。「スリッパ忘れて靴下で内覧」です。

しまった!と思いましたが、ない袖は振れませんし、ないスリッパは履けません。ないものはないのですから、ないのが普通ですという顔をして内覧しました。「素敵なお宅ですねー!」とか言いながら、でも足元にはスリッパはなくて、家族全員靴下です。情けないことこの上ありません。

子供が勝手に物に触って落とす

この辺は、本格的な失敗ですね。売主さんに迷惑をかける系の話は本当に嫌ですが、起こってしまうものです。

うちの場合は幼稚園児の子どもを連れて内覧に行っていました。この子がなかなかヤンチャでして、内覧の前には「家のものは触っちゃダメだよ。うちじゃないんだからね」と言って聞かせまして、「うん、わかったよ!」と元気よく返事をします。その上で、走るわ触るわ大騒ぎで、大変でした。

最後には、ある御宅の廊下にかけてあったカレンダーに勝手に触り、落としてしまいました。家主さんが優しい人だったので笑って許してくださいましたが、肝を冷やしました。

その後は対策として、30分おまかせキャンディー、伝統のチュッパチャプスをくわえさせて静かにさせる作戦で内覧に臨むようになりました。これでなんとかうまく進められるようになったので、さすがチュッパチャプスです。コンビニで一本50円です。皆さま、お買い求めください。

ゴミ置場のチェック漏れ

内覧の際に必ずチェックしておきたいところはゴミ置場です。そのマンションに暮らす人がどのような人たちかを知るのに最適の場所です。

が、これも私は忘れてしまったことがあります。

居住中物件ですと、物件の鍵を不動産屋さんが持っていることはほぼないと思います。住んでいる物件ですから、鍵は渡せません。したがって、ゴミ置場に鍵がかかっている場合は、売主さんに一緒にゴミ置場まで来てもらって、鍵を開けてもらって見せてもらわなければならないのです。

これを、忘れてしまうんですよねえ。実は一度ではなくて何度かゴミ置場を見せてもらうのを忘れてしまったことがあります。住宅の中を見るのに精一杯で、外まで付いてきてもらうのをどうしても忘れてしまうのです。皆さんもお気をつけください。

遠慮して写真撮れない

一番痛いのはこの失敗です。「遠慮して写真撮れない」のです。特に初めて居住中物件を内覧する時は要注意です。

知らない人の家に上がりこんで、あちこち見せてもらうだけでも十分非地上的な行いです。普通であれば、収納を見せてもらったりすると、友達の家でも怒られますよね。それを知らない人のうちでするので、まあ緊張しますし気兼ねをします。

その上「あのう、写真を撮ってもいいですか・・・?」というのは、かなり勇気がいります!

まあ、勇気が必要なのは本当に最初のうちだけで、慣れてくると「写真撮っても大丈夫ですか?」とかなり気軽に聞けるようになるので大丈夫です。が、最初のうちは本当に注意です。


慣れるっきゃない

いずれは慣れてきますが、最初のうちは色々とうまくいかないと思います。まあ、要は慣れの問題ですから、数を重ねれば必要な情報を得られるようになってきます。いずれにせよ長い道のりです。焦らずにのんびりがんばってくださいね!

リビングにはソファは古い?ソファを捨てたら暮らしが変わる

こんにちは、ペパローです。

広い家に住んでいればこんな悩みはないかもしれませんが、私のように狭い家に住んでいる場合には扱いに困る家具があります。
そうです、ソファです。

リビングに十分な広さがあれば迷わずソファを置きますが、うちのは10畳ちょっと。ソファをおくとギュウギュウです。住んでいる私ではなく、ソファが家主のような感じになってしまいます。

ソファが邪魔

ソファがまるで家主のようです。

「リビングにはソファ」という観念を捨てました

私は狭い家で暮らしています。今どきはあえて狭い家に暮らす人も増えているとかいないとか。

狭い家で暮らすのであれば、いろいろと思い切って切り捨てることが大切です。家具に大きな顔をさせるための余裕などうちにはないのです!ソファのために、私が小さくなって暮らさなければならないなんておかしいと、反旗をひるがえすと心を決めました。

そのためにまず「リビングにはソファを置くものだ」という固定観念を捨てました。あんなでかい顔したやつがいるからいけないんだ。とりあえずソファをうちから追い出しました。

続いて、ソファなしでもくつろげる環境をどのようにすればよいか、を考えなければなりません。
ソファは体も態度もでかいですが、根はいいやつです。ソファがいてくれれば、映画をのんびり見たり、音楽をしっとりと聴いたり、いろいろできます。あーあ、あいつもいてくれたらなあと思っても、もう追い出した後ですからどうしようもありません。

ソファなしでどうくつろぐのか

ソファを置かないとすれば、どのようにしてくつろぐのでしょうか。

結論から言うと、私の家ではリビングは半分床座を取り入れています。

ダイニングテーブルは小さなものを置きます。うちは3人家族なので、4人で座るとちょっと小さいなという程度の大きさのダイニングテーブルを選びました。これでダイニングに使用するエリアが小さくなります。小さいダイニングセットは、態度も控えめで機能的で本当にいいやつです。

このテーブルを、リビングのできるだけ端の方におきます。うちの場合はキッチン側に寄せておくと便利なのでそうしています。

通路は必要ですから、ギリギリ必要なだけの通路が確保できるようにして、可能な限り端の方にテーブルを置きます。

そうすると、リビングのテーブルがない側にオープンスペースができるはずです。ここを「床でゴロンと寝転がって安らぐスペース」にするのです。つまり、床座です。
ダイニングエリアは椅子座として使用し、リビングエリアは床座で使用することにします。しかも床座とするリビングエリアには、小さなテーブル等を置きません。ただのオープンスペースにします。小さなコーヒーテーブルみたいなのがあると小洒落て見えますが、スペースはとります。スペースをとるやつは、どんなにいいやつでもウチには置いておけません。

そうすることによって、大人もゴロンと横になれますし、子供はそこでおもちゃを出して遊ぶことができます。やったね。

広い家でソファなし、とかやってみるのも楽しそうですね。広々しててゴロゴロしまくるのも気持ちよさそうです。

快適な暮らしのために、固定観念を捨てていきましょう。

ルーフバルコニーは使い道がないのに売れる?その理由とは?

ルーフバルコニー

こんにちは、ペパローです。

ルーフバルコニーつきのマンションは人気ですね。少しくらい駅から離れていても、駅近物件と同じくらい人気がある場合もあります。
でもどうしてそんなに人気なのでしょうか。その秘密について考えます。

ルーフバルコニーには使い道が少ない⁈

ルーフバルコニーは確かに素敵です。リビングに接しているルーフバルコニーなら、そこは空につながる庭のようにも見えます。晴れた日はもちろんのこと、雨でもバルコニーに落ちる雨粒を眺めているのは気持ちがいいものでしょう。

一方で、その使い道について考えた時はどうでしょうか?

まず、ルーフバルコニーには利用規約があって、占有エリアといえど何に使ってもいいというわけではありません。

その上で、一般的には次のような使い方があると言われています。

  • プランターを置いて園芸をする
  • テーブルセットを置いて、時々過ごす
  • プールを出して子供を遊ばせる
  • ペットを遊ばせる
  • 洗濯物を干す

ざっと以上です。

率直に言って「え、これだけなの・・・?」という感じがしませんか?見た目の素敵さと実用度に開きがありますよね。毎日使うといったら洗濯物干し場としてだけですし、子どももペットもいなければ、ほとんど使い道はないように見えると思います。

実は、実際使ってみても、そういう感想を持つ人が多いようです。「思ったより使い道がないし、あればあったほうが楽しいけど、なくても暮らせる」という印象になってしまうみたいです。

ルーバルがあると「ぱっと見いい感じになる」ことが重要!

それでもルーフバルコニーがある中古マンションは、売れます。

駅徒歩10分のルーバルつきマンションなら、同じ条件の駅徒歩5〜6分の物件と戦えます。それくらいのパワーを秘めています。

その理由は一体なぜなのでしょうか?それほど役に立つわけでもないルーフバルコニーがあるだけで、その中古マンションが売れるのはどうしてなのでしょう?

それは「ルーフバルコニーが、見た目にも分かりやすい付加価値」であるからです。

たとえば日々の役立ち度合いで言えば、ルーフバルコニーよりもディスポーザーのほうが上でしょう。毎日の料理のたびにディスポーザーは助けてくれます。それだね生活が楽になります。ではディスポーザーがあれば中古マンションが売れやすくなるかと言えば、そこまで大きな影響はないはずです。

なぜなら、ディスポーザーは見た目にも分かりやすい付加価値ではないからです。ディスポーザーが使えば便利なのは、想像すれば分かります。頻繁に使うことも分かります。ですが、小さくて目に触れにくいところにあるものですから、残念ながらパッと見てその魅力が伝わるものではありません。

目を引くルーフバルコニーは最強

その点、ルーフバルコニーは最強です。マンションを探している人の観点で考えてみると分かります。

まず、スーモなどのサイトで物件を探すとき、検索者はマンションの間取りを見ます。ルーフバルコニーは間取り図に記載されていますから、必ず目にします。そして物件写真を見るとも、そこにはルーフバルコニーの写真が出てきます。

続いてGoogleマップで物件の周辺環境を見ます。航空写真を見ると、ルーフバルコニーが付いているのが分かります。

続いて内覧に行きます。行けば窓の外には広々したルーフバルコニーが広がっています。プランターがあったり、テーブルセットがあれば、気持ちよさそうに見えるでしょう。

ルーフバルコニーは、「大きくて目立つものが、気持ちよさそうに感じさせてくれる」という付加価値を持っているのです。五感に訴えかけてくる付加価値です。体で感じられる付加価値は、本当に強いです。

おまけにルーフバルコニーは希少性が高いです。ルーバルつき物件を狙うと、なかなか出てこないのが実情です。

ですから運良くルーバルつきの中古マンションが出てきたら、ぜひ検討してみることをオススメします!

居住中物件を初めて内覧する時に絶対にするべき3つのこと

マンション入り口

こんにちは、ペパローです。

居住中の中古マンションの内覧は緊張しますね。空室の場合と比べて「やり忘れ」が多くなります。売主さんがまだ暮らしているところへ入っていくので、内覧する側も気疲れします。

私も売主さんが住んでいるマンションを初めて見に行った時はど緊張でした。自分なりに精一杯情報を得ようとしましたが、十分な情報を得られないままに終わってしまいました。

居住中物件を初めて内覧する時に絶対にするべき3つのこと

基本的な物件チェックの内容は、空室の場合と同じですが、やはり人が住んでいるのでかなり勝手が異なります。その結果やり忘れが発生することがでてきます。初めて居住中物件を内覧しに行く時には、次の3つのことに注意するとよいでしょう。

1. 承諾を得た上で、遠慮せずに写真を撮りまくる
2. 遠慮せずに質問をしまくる
3. ごみ捨て場の鍵を開けて見せてもらう

1 承諾を得た上で、遠慮せずに写真を撮りまくる

売主さんが住んでいる場合でも、しっかりと室内の写真を撮影させてもらいましょう。ここで遠慮して写真をとっておかないと、あとになって物件について検討する時に、たとえば「トイレに戸棚があったっけ?」のように、細かいけど重要なことがわからなくなって困ることが頻繁にあります。空室になっているマンションであれば気兼ねなく撮影できますが、売主さんがいるとプライベートな部分もどうしても入ってしまうので、遠慮してしまうことがあるかもしれません。

ですが、ぜったいに遠慮してはいけません。私自身、内覧を始めた頃の何回かは撮影したいとは思っていたのですが、気を使って撮影せずに内覧を終えてしまったことがあります。後からかなり後悔しました。特にその物件が気に入った物件だった場合、写真があったほうが、物件を購入するかどうか検討する際に圧倒的に振り返りやすいです。検討者が振り返りやすいというのは、売れる可能性が高くなるわけですから売主にとってもメリットがあることです。両者にとってプラスになるので、遠慮せずに撮影させてもらいましょう。

なお、当然のことですが「写真を撮らせていただいてもいいですか?」と売主さんに必ず断るようにしましょう。あくまで他人の家です。勝手に写真をとってはいけません。

少なくとも私の場合は一度も断られたことはありません。売る気がある売主さんなら、きっと撮影させてもらえるはずです。

撮影しておくとよい箇所

撮影しておくとあとで役に立つ箇所もご紹介しておきます。

基本的には、物件資料やGoogleマップなどの写真には掲載されていないような箇所を中心に撮影しておくとよいでしょう。

たとえば「窓からの景色」などは定番です。窓からの眺めは物件ないに入らないと見ることができないところです。忘れずに撮影しておきましょう。また、その時についでに「ベランダの排水口」も撮影しておくとよいです。汚れ具合から、売主がどれくらい丁寧にその物件を使っていたかがわかることがあります。

また、「トイレの便器や手洗い場の上の戸棚」や「お風呂」なども撮影しておくと、後々便利です。使い勝手について気になった時など、見返せるので役立ちます。プライベートなところだからと、遠慮せずに撮影しておくことを強くお勧めします。

あとは、「部屋の天井」も撮影しておくと役に立ちます。「下がり天井」になっている場所を後から確認するためです。不動産屋さんが出してくる物件情報はうまく撮影してあるので、下がり天井は写っていないことが多いです。天井の高さは快適に暮らすためには重要な要素で、下がり天井は案外圧迫感があるので快適さに影響が出ることが多いです。忘れずに天井もしっかり記録しておくようにしましょう。

2 遠慮せずに質問をしまくる

初めての内覧の場合は、緊張していたりとか何が重要なポイントかがわからないので難しいかもしれませんが、できるだけ居住中の売主さんに物件や環境についてしっかりと質問しておくようにしましょう。

不動産屋さんも物件や周辺環境についてよく知っているはずですが、それは生の声ではありません。実際にその物件に住んだことがある売主さんの声が一番実際に近いものです。売主さんは売りたいので、必ずしもありのままを答えてくれるとは限りませんが、向こうもプロではありませんし、あまり嘘をつくのも不利なので真剣に質問すれば真摯に答えてくれるケースが多いです。

どんな質問をしたらよいかわからない時は、この記事を参考にしてください。

「中古マンション内覧で使える売主への12の質問!」

3 ごみ捨て場の鍵を開けて見せてもらう

居住中物件だと意外と抜けがちなポイントです。

空室物件なら、不動産屋さんにお願いすれば簡単に見せてくれます。それは、内覧のために物件の鍵を不動産屋さんが持っているからです。

ですが居住中の物件の場合は、不動産屋さんは鍵を持っていません。ですから、ごみ捨て場を見せてもらうためには、売主さんにお願いして鍵を開けて見せてもらう必要があるのです。

一般的に言われるように、ごみ捨て場がきれいに使われているかどうかは、住民の質や管理状況を見る上で非常に参考になる情報を得られます。ですから必ず見せてもらうようにしましょう。

ちなみに、万が一内覧の時に見せてもらい忘れた時には、あとで不動産屋さんに依頼して管理人さんに写真をとってもらうことができる場合もあります。ですが、それはリアルな写真であるかどうかわからないものですので、できる限り内覧の時にごみ捨て場は見せてもらっておくことをお勧めいたします。


居住中物件の内覧は気を使いますし、初めてだと緊張もしていますのでうまくいかないことがあるかもしれません。ですが、売主が住んでいる物件を見られるのは、自分がそこで暮らす姿をイメージする上でもチャンスなので、しっかりと活用して、よりよい物件探しができるようにしておくとよいと思います。

「通勤時間を有意義に過ごす努力」の前にすべきこと

こんにちは、ペパローです。

時間をうまく使うのって難しいですよね。一日24時間しかないのに、睡眠に6時間、仕事に8時間以上、家事とかその他もろもろに2時間、そして通勤に往復2時間・・・引き算するとこれでほとんど一日が終わりです。

この中でどの時間が一番ムダに感じるかといえば、私の場合は圧倒的に「通勤時間」です!日本人が毎朝・毎晩共通してみんなで同じような時間に同じような時間を無駄にしていると考えると、ムダの壮大さが圧倒的ですよね。

電車で通勤するにしても車で通勤するにしても、毎日決まった長さの時間が消えて行きます。通勤時間は「時間を奪われている」感覚にものすごく襲われます・・・。

自宅で寝っ転がって面白くない情報番組を見て時間を潰しているのは、自分が悪いだけなので誰にも文句はいえませんが、なぜでしょう、通勤時間に関しては許せません。

私と同じように通勤時間を無駄だと感じていて、なんとか有意義な時間として使いたいと考えている人がきっと多いのでしょう。通勤時間 有意義で検索する人がたくさんいます。「時間を捨ててしまうことにならないように通勤時間をうまく使いたい」という気持ち、よく分かります。

「ながら」になる通勤時間は、有意義に過ごしにくい

通勤時間をなんとか有意義に過ごせないものかと、かつては私もいろいろ試しました。本を読んでみたり、英語のラジオを聞いてみたり、何かを書いてみたり。いろいろとやってみましたが、結局どれもうまくいきませんでした。

なんでうまく通勤時間を使えないのかなあと考えたのですが、結局通勤時間にやることは全部「ながら作業」になるからという結論に至りました。

まず車通勤なら運転しなくてはなりません。何をやっても「運転しながら」になります。まず本は読めませんし、英語を聞くにもそれほど集中はできません。(スピードラーニングがラジオ広告いっぱいやってるのはこういう理由かもしれませんね!真面目に聞かなくてもいい教材と自分ではうたっているから、ドライバーに響くのでしょうね。)

電車通勤は車よりはまだましですが、電車に乗っていても何もしていないわけではありません。「電車に乗って移動する」ことも立派な行為です。本を読んだって他のことをしたって、それは「ながら作業」です。

私は、あきらめました・・・

いつだったでしょうか。通勤時間のことは、私はもうあきらめました・・・。私には手に負えません。あんなものを使いこなそうったって、上手くいきはしないんです!

他の乗客を見ると、みんなもそうでした。人の目を感じているときは、日経電子版読んだり、英語の記事をみたりしていても、後ろに人がいなくなった途端に老いも若きもスマホでシュッシュやってます。何か丸いキャラをなぞって消してるか、丸い玉を投げて怪獣採集しているか、あとは飴とかを消去しているんです。人に見られる角度の時は、やる気になっても、それがなくなるとダメなんです。

有意義に過ごす努力より、通勤時間を短くする努力をしよう

通勤時間は、鋼の心を持ったパーフェクトヒューマンにしか使いこなせないハイレベルな道具です。普通の人にはつかいこなせません。意味なくスマホの電池を減らして、時間を飲み込まれ、疲れを溜め込む結果にしかなりません。

そうであれば、長い通勤時間と距離を置くしかない。これがもっとも確実に、時間を自分のもとに取り戻すための手段です!

そのために中古マンションに何を求めるか、しっかりと考えていきましょう。私は、「広さ」を捨てました。そして都心近くの駅近物件を買い、時間を取り戻しました。

その時間をどう使うかは本人次第ですが、捨てるにしても活かすにしても自己責任!