狭い中古マンション買うとき、ギリギリ何平米以上なら暮らせるのか?

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こんにちは、ペパローです。

私は狭い中古マンションを購入しました。駅近の物件に住んで、時間を有効に使えるようにするためです。57平米の2LDK3人暮らしなので、広さに余裕はありません。というか、はっきり狭いです。

狭いので色々と工夫が必要です。たとえばリビングにはソファーは置いていません。ソファーがあるとテレビを見たり映画を見たり、音楽を聴いたりする時に気持ちよく過ごせる事は知っていますが、ソファーは小さなものでも圧迫感があります。狭いリビングに置くと、余計狭くなってしまいます。ですからソファーは置かない事にしています。

紙の本もほとんど置きません。できるだけ電子書籍にするようにしています。大きな本棚を置くと、それだけでもかなりのスペースを取るからです。スマートフォンやKindleを使って小説は読みます。ビジネス書などは紙の方が読みやすいので普通の本で読みますが、なるべく手元には置かないようにすぐ手放すようにしています。

このようにいろいろと工夫が必要ですが、工夫すればなんとか3人でも暮らしていけます。それほどギリギリの暮らしというわけでもありません。また、私のマンションには地下にトランクルームがありまして、大きなものではないのですが普段は使わないものは家の中に置いておく必要はありません。これも広くなくてもやっていけている理由かもしれません。

どのくらいまでの広さ(狭さ)なら暮らせるのか

さて、狭い家に住んで時間を手に入れることをポリシーとしていた私ですが、どこまで狭い家なら暮らせるかについてはずいぶん悩みました。

私の家族は3人です。子供部屋と夫婦の寝室、それにリビングと3部屋は必要です。

当初は、70平米以上で探していました。3LDK70平米以上という極めて一般的な条件です。しかし、価格を自分の予算に合わせると古すぎたり駅から離れすぎたりするので、早々に条件を60平米以上に変更しました。それでも重要ポイントの駅近にはならなかったので、結局50平米以上で探すようになりました。

ただし、50平米以上に設定すると住宅ローン減税の面で注意が必要です。中古マンションを購入して住宅ローン減税を受けようとすると、「50平米以上」かつ「築25年以内」でなければなりません。注意が必要なのは、ここでいう「50平米以上」は登記簿上の面積であることです。中古マンションの物件情報では、たいていの場合「壁芯面積」が使われています。壁芯とは文字通り、壁の中間点を基準として測るものです。一方で登記簿上では多くの場合「内のり面積」が使用されています。

壁芯と内のりの違いはこのリンクをみるとわかります。Googleの画像検索結果です。

したがって、壁芯面積で50平米ちょうどだったとすると、内のり面積は50平米を下回ってしまいます。そうなると住宅ローン減税を受けられなくなってしまいます。

狭い住宅を検討している時点で、私自身もそうでしたが経済的な制約があるはずです。つまり安い物件を購入したい人こそが、狭い住宅を検討しているはずです。そんな中で住宅ローン減税を受けられなくなってしまうのは大問題です。したがって、住宅ローン減税を受けられる条件に当てはまる物件を選ばなければなりません。

私が購入した物件の面積として紹介している57平米も、壁芯面積でした。登記簿上の内のり面積はというと、53~54平米程度です。なんとか住宅ローン減税を受けられる大きさです。

住宅ローン減税を受けられるかどうかを基準にして考えると、内のり面積で50平米を上回るには53~54平米は壁芯面積が必要になると思われます。もちろん部屋の構造によって壁芯と内のりの面積さは異なりますので、必ず不動産屋さんに確認するようにしてください。

住宅ローン減税の観点からいうと、最低でも53平米程度は必要になりそうです。ではこれで問題なく暮らせるかというと、かなりギリギリです。ものを持つという事に関しては、相当諦める覚悟が必要です。

住宅ローン減税を受けられる物件であるかが一つの目安か

したがって、物理的にも経済的にも、50平米台中盤ぐらいが限界値なのではないかと思います。内のり面積を50平米以上にすることを考えると、55平米以上ぐらいで検索してみるのが安全なのではないかと思います。

狭い家には正直にいってそれほどメリットがあるわけではなく、むしろたくさんのデメリットがあります。

狭い家に住むメリットは「価格が安いこと」しかない

しかし、価格が安いという唯一かつ最大の長所を生かすことによって、駅が近くなったり交通の便が良いエリアに物件を持てる可能性が高くなり、結果としてより多くの自由な時間を手に入れられる可能性があります。

自由で幸せな暮らしを実現するために、狭い物件も候補に入れて物件探しをされることをお勧めします。

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