7才の息子と一緒にボードゲームでよく遊ぶ。テレビゲームも楽しいが、やはり目が疲れる。そんなときはアナログなボードゲームもなかなかよい。
カタンに始まっていくつか買って遊んでみた。素晴らしいものもあれば、ちょっとイマイチなものもあっあ。それをまとめて我が家的ランキングをつくっておくことにした。
なお、基準は子供を交えて遊んだ時の面白い度、手軽度、飽きない度、子供が勝てる度とするので、大人だけで遊ぶ場合は異なる並びになるかもしれない。また、子供が勝てる度について一点補足だが、我が家ではボードゲームでの手加減は一切禁止されている。大人も子供も真剣勝負。その上での子供が勝てる度であって、手加減すれば調整は可能だろうが、それはしないという前提で理解してほしい。
第10位 モノポリー(ポータブル版) 総合点11点
面白い度 5、手軽度 1、飽きない度 3、子供が勝てる度 2
子供が生まれる随分前に買って夫婦で遊んでいたポータブル版モノポリーがあったのを思い出して、この間引っ張り出してきて遊んでみた。
多分大人同士で遊ぶならいいゲームだと思う。しかし子供と遊ぶならイマイチだと感じた。
なにしろ子供が勝てない。物件をうまく買うのがかなり難しいらしく、うまく行かずに可哀想になるくらい負けてしまう。
加えて準備と片付けがアホほどめんどくさい。これは私たちがポータブル版で遊んでいるためにコマや紙幣がめちゃくちゃ小さいことも原因のひとつなのかもしれないが、しかしそれを差し引いてもやはり面倒だ。これが手軽度を大幅に下げてしまい、堂々の10位を獲得だ。
第9位 かいものすごろく 総合点19点
面白い度 2、手軽度 6、飽きない度 1、子供が勝てる度 10
これをボードゲームに入れるか悩んだが、すごろくは立派な日本の伝統的な遊びであるし、なによりこのランキングを1位から10位までのものにするために必要なので入れておいた。
その名の通りすごろく。ちょっと違っているのは、マス目ごとにもらえるお小遣いで焼きそばだとかお面を買うアクションがあること。買ったアイテムが最後にポイントとして加算され、ゴールの順番とポイントで順位を競う内容になっている。しかし、マスに止まったら必ず買い物はしなければならず、結局のところ全ては運だ。したがって子供が勝てる度は高くなるが、面白い度が下がり、飽きない度も大きくダウンする結果になった。
第8位 ザ・ゲーム 総合点20点
面白い度 5、手軽度 8、飽きない度 3、子供が勝てる度 4
子供とゲームをするときには絶対に手を抜かないことにしているが、そうすると子供が負け続けてしまう場合がある。大人は勝負のプロセスを楽しめるので、多少負けが続いても問題ない。だが子供はそうはいかない。子供は大人が思う以上に、純粋にそして貪欲にゲームでの勝利を求めるところがある。結果、負け続けた子供は泣く。
勝負になるからこういう揉め事が起こるのであって、協力しあって遊ぶゲームなら問題ないはずと思い立って買ったのが「ザ・ゲーム」だ。
このゲームは参加者全員が協力しあって、みんなで一緒にクリアを目指すゲーム。一人一人が順に手持ちのカードをルールに沿って場に出していき、全てのカードを出し切れたら全員勝ちというもの。シンプルで奥が深そうに思いますでしょう?そう、強力型ゲームも奥が深いのだ。
しかしこの協力するという要素がうちの子供にはイマイチ飲み込みにくいらしい。1人が勝つんじゃない、みんなで勝つんだ!と何度も言って聞かせて、その時は「わかった!協力しよう!」と言うのだが始めてみると一番に手札を減らそうと頑張ってしまい結果として全員負ける。そしてみんなで落ち込む悪循環。最近ではめっきりやらなくなってしまった。
第7位 ブロックス 総合点19点
面白い度 6、手軽度 5、飽きない度 3、子供が勝てる度 5
カードゲームが多いので、少し違うタイプのものをと買ってみたブロックス。先に順位を決めてから点をつけたのでなぜか総合点でブロックスのほうがザ・ゲームより低くなってしまったがまあいいのだ。
単純にそんなに面白くない。深いんだろうけど、あまり燃えない。大人も子供も燃えない。手軽だし、そこそこ子供も勝てるのだが、燃えない。飽きがち。全然やってない。
第6位 ウノ総合点26点
面白い度 7、手軽度 7、飽きない度 4、子供が勝てる度 8
お馴染みウノ。子供が学校で教わってきたらしく、家でもやりたいと言うので買ってみた。
ルールを真面目に読むと、実はかつて自分が遊んでいたルールはローカルルールだらけで、本家の遊び方を忠実に守ってプレイしてみるとかなり違う遊びになると言う印象。
たとえば、ドロー2はドロー2で返せるのが私の遊んでいたルールだった。しかし本家ルールではそんなのは認められずドロー2が出たら大人しく二枚引くしかない。あるいは、ドロー4は他に何も出せるカードがない時しか出してはいけないが、他に出せるカードがあってもこっそり出しても構わない。ただし出してはいけないタイミングでドロー4を出していると他のプレイヤーに見抜かれてそれを指摘されると(チャレンジと呼ばれる)、ドロー4を出した本人が数枚カードを取る罰を受けなければならない、とか。
この本家ルールがなかなか面白い。ちょっとした駆け引きがある。はじめこそ「はいはい、ウノね」と馬鹿にしていたが、これが遊んでみるといい感じでもう一回もう一回と続けられる。
第5位 バトルライン 総合点21点
面白い度 7、手軽度 5、飽きない度 6、子供が勝てる度 3
最近購入したバトルライン 。2人でできるゲームがあってもいいと思って買ってみた。
評判通り確かに面白い。が、他のゲームと比べるとやや広めのスペースを必要とするのと、2人用のゲームなので逆に遊ぶ機会が減ってしまうこと、さらに運の要素より実力の要素の方が強く現れるのでなかなか子供が勝てないあたりがこのゲームの登場回数を減らしてしまう。
多分面白いのだろうが、もう一つ我が家では実力を発揮し切れていないように思われる。
第4位 宝石の煌めき 総合点28点
面白い度 8、手軽度 7、飽きない度 6、子供が勝てる度 7
宝石の煌めき。うちでは「宝石」と呼ばれている。はじめこそ頑張ってオニキスとかダイヤモンドとか言っていたが、いつのまにか白とか黒とか言っている。
子供と一緒にやっても相当面白い。息子としては、相手が何を取ろうとしているかを読んで先にそのカードを取ることに必死になるようだ。それがうまくハマれば爽快、うまく行かなければ落ち込むが、それでも果敢に向かってくる。彼にとっても面白いようだし、大人ももちろんめちゃくちゃ楽しんでいる。
第3位 カタンの開拓者たち 総合点28点
面白い度 8、手軽度 6、飽きない度 7、子供が勝てる度 7
またも総合点で逆転現象が起きてしまった。
我が家でボードゲームを色々と買ったが、そのきっかけになったのがカタンだ。
そりゃ面白い。だってカタンだもん。と言いつつそれでも他のゲームにハマるとともにしばらく遠ざかっていた。はじめはカタンより面白いゲームがあるわけないくらいの勢いで遊んでいたものの、ボードゲームは奥が深いことを知り、そしてやがてカタンも悪くないね、などと生意気な口を利くようになっていった。私が。
それが先日久々に遊んでみたところ、やはりむちゃくちゃ面白い。調子に乗った自分を大いに反省している。
子供も勝てるし飽きないし面白いしで、人気のゲームはちゃんと魅力的にできているものだと実感した。
第2位 カルカソンヌ 総合点28点
面白い度 8、手軽度 7、飽きない度 7、子供が勝てる度 6
あれ、カルカソンヌが2位でよかったのかな。微妙かもしれない。カタンの方が上かも。難しいところだ。
面白いのだが、やや深みにかける印象がある。もしかすると自分がまだこのゲームの本質に迫れていないのかもしれない。わからない。
面白さの問題を置いておくと、遊んでいるうちにテーブルに収まらなくなりがちという問題がある。すると大人は特に「あそこ広げ過ぎるとテーブルに収まらなくなるからこっちにするかな」と変な妥協が生まれてきて良くない。
第1位 ドミニオン 総合点34点
面白い度 10、手軽度 7、飽きない度 10、子供が勝てる度 7
1位はドミニオン。私も好きだが息子がとにかくハマっている。負けると悔しがるがまたチャレンジしてくるので、かなり楽しいんだろう。大人だってとっても楽しい。拡張を買うか悩んでいるが、箱がでかそうなのでやだなあと思っている次第。
結局人気のゲームは子供と一緒に遊んでも面白いという結論になった。そういうもんだよなと思う。
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